NECは2026年6月4日、ネットワーク機器向け真正性管理ソフトウェア「NEC サプライチェーンセキュリティマネジメント for ネットワーク」をバージョンアップした。新版では、ネットワーク機器の設定(コンフィグ)を踏まえたうえで、各脆弱性への対処要否や対応の参考となる情報を提示するようにした。SaaS版とパッケージソフトウェア版があり、まずはSaaS版から新版を提供する。料金(税別)は、管理対象機器100台の場合に年額350万円から。
NECの「NEC サプライチェーンセキュリティマネジメント for ネットワーク」は、ネットワーク機器の真正性(メーカーが設計・製造した状態から意図せず改変されていないこと)を管理するソフトウェアである。製品出荷前、構築時、運用中の全工程で、ネットワーク機器のハードウェアやファームウェアに変更が加えられていないかをチェックし、可視化する(関連記事:NEC、ネットワーク機器のサプライチェーンセキュリティツールに新版、アラートや脆弱性をAIで絞り込み)
新版では、対処すべき脆弱性の件数を、より絞り込めるようにした(図1)。
図1:ネットワーク機器向け真正性管理ソフトウェアの新機能(出典:NEC)拡大画像表示
これまでは、管理対象機器と脆弱性に関する情報をマッチングしたうえで、脆弱性に優先順位を付けるSSVC(Stakeholder-Specific Vulnerability Categorization)フレームワークに基づいて対処のタイミングを優先度ごとに提示していた。
新版では、ネットワーク機器の設定(コンフィグ)を判断材料に利用する。コンフィグの内容を生成AIが分析し、各脆弱性への対処要否や、対応の参考となる情報を提示する。これにより、対処すべきネットワーク機器を減らしつつ、対処に必要な情報を把握できるようにした。同機能は2026年7月から提供予定で、利用にあたっては「NEC Generative AI Cloud」の契約が別途必要。
新版ではまた、資産管理機能も拡充し、ネットワーク機器だけでなく、機器に付随するSFPモジュールや電源ケーブルなどの情報を一元的に管理できるようにした。管理対象資産を把握しやすくする。
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