ウイングアーク1stは2026年6月20日、電子帳票プラットフォーム「SVF Archiver」クラウド版にMCPサーバー機能を追加した。各種AIツールを通じて自然言語で指示を出し、帳票・文書の検索や操作を自動化できるようになった。
ウイングアーク1stの「SVF Archiver」は、文書管理ソフトウェア「invoiceAgent 文書管理」とOCRソフトウェア「invoiceAgent AI OCR」を統合して2026年4月に改称した電子帳票プラットフォームである。オンプレミス版とクラウド版がある(図1)。
図1:帳票保管製品「SVF Archiver」の概要(出典:ウイングアーク1st)拡大画像表示
紙文書、PDF、電子取引データなど複数形式の帳票・文書を対象に、仕分け、保管、検索と他システム連携を一元的に担う。電子帳簿保存法が求める文書の非改竄証明に必要なタイムスタンプ機能や全文検索、アクセス権限管理などを標準で備えている。
今回、クラウド版にMCP(Model Context Protocol)サーバー機能を追加した。各種AIツールから自然言語で指示を出し、SVF Archiverに保管した帳票・文書を検索できるようになった。文書情報の取得・更新、フォルダの移動・削除といった操作も自然言語で行える。
活用シーンとして、電帳法に必要な項目(取引金額、取引先、取引日など)の入力漏れをAIが検出して対話形式で一覧化する用途や、社内の別システムで管理している取引先マスターや登録番号などの情報をプロパティに自動転記する用途などを挙げている。
MCPサーバー機能は無料で利用できる。SVF Archiver Cloud Entryプランの料金(税別)は、初期費用が20万円で、10ユーザー月額3万5000円から。また、帳票生成機能「SVF Cloud」のMCPサーバー機能も同日ベータ版として追加した。同社は主要製品すべてに生成AIを適用する方針を掲げている。
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