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[事例ニュース]

管理会計を集計から分析にシフト─三菱UFJ銀行がSaaS活用で経費集計の手間を6割削減へ

「Loglass 経営管理」を導入し、表計算ソフト主体の作業を改める

2026年9月1日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

三菱UFJ銀行(本店:東京都千代田区)は、予算統括室が管轄する銀行経費領域の集計・配賦業務の自動化・標準化に取り組んでいる。ログラスの経営管理クラウドサービス「Loglass 経営管理」を活用し、経費集計の手間を約6割削減する見通しという。

 三菱UFJ銀行の予算統括室は、三菱UFJフィナンシャル・グループの個人向け、中堅・中小企業向け、大企業向けの国内3事業本部を横断して管理会計を担っている。

 同行によると、銀行経費領域では約50部署を管轄し、100を超える表計算ファイルを扱い、調整処理や部門への多段階配賦を手作業で実施していた。データの収集・加工・整合性確認に加え、担当者への依存や手戻りも課題だったという。

 課題を解決すべく、管理会計の軸足を集計から分析へと移して意思決定の質とスピードを高める方針を定めた。システムの内製化を含む複数の選択肢を比較検討し、実データを用いたPoCで実務への適合性を検証したうえで、ログラスの経営管理クラウドサービス「Loglass 経営管理」(画面1)を導入した。

画面1:「Loglass 経営管理」の画面例(出典:ログラス)
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 PoCで、調整処理や部門への多段階の配賦ロジックを正確に組み込めることを確認した。銀経費領域における経費集計の手間を約6割削減できる見通しという。「使い慣れた表計算ソフトウェアのファイルを取り込んで集計とデータベース化ができるため、実務の運用負担を抑えつつ経営管理基盤を構築できる」(同行)。

 従来の表計算ソフトでは難しかった多様な切り口での分析が容易になった。また、施策の追加や組織再編といったマスター変更が生じた際も、専任の運用担当者や外部支援に頼らず、行員自身がノーコードの操作で対応する。

 Loglassの導入により、これまで手作業で行っていた国内3事業本部の銀行経費管理の経費集計・配賦業務の多くをシステム上で自動化・標準化できると見ている。これまで経費集計の手間にあてていた時間を分析や推進にシフトし、データに基づくより機動的な資源配分を目指す。

 同行 予算統括室の福田幸弘氏は、同室が目指す姿について「数字を集めて整えるだけでなく、数字を起点に事業を動かす組織だ」と説明。今回の導入は、銀行経費を起点に管理会計のデータとルールを共通基盤に集約し、集計時間を分析や対話、意思決定へ振り向ける取り組みだとしている。

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