三菱UFJ銀行(本店:東京都千代田区)は、クラウド型の経営管理システム「Loglass 経営管理」(ログラスが提供)を導入した。同行の予算統括室が管轄する銀行経費領域の集計・配賦業務を自動化・標準化し、経費集計の手間を約6割削減する見通し。
三菱UFJ銀行の予算統括室は、三菱UFJフィナンシャル・グループの個人向け、中堅・中小企業向け、大企業向けの国内3事業本部を横断して管理会計を担っている。銀行経費領域では、約50部署を管轄し、100を超える表計算ファイルを扱い、調整処理や部門への多段階配賦を手作業で実施していた。データの収集・加工・整合性確認に加え、担当者への依存や手戻りも課題だった。
こうした中、管理会計の軸足を集計から分析へと移して意思決定の質とスピードを高める方策を採用。システムの内製化を含む複数の選択肢を比較検討し、実データを用いたPoCで実務への適合性を検証したうえで、クラウド型の経営管理システム「Loglass 経営管理」(ログラスが提供)を導入した。
PoCでは、調整処理や部門への多段階の配賦ロジックを正確に組み込めることを確認した。銀行経費領域における経費集計の手間を約6割削減できる見通しである。使い慣れた表計算ソフトウェアのファイルを取り込んで集計とデータベース化ができるため、実務の運用負担を抑えつつ経営管理基盤を構築できる。
従来の表計算ソフトウェアでは難しかった多様な切り口での分析も容易になった。また、施策の追加や組織再編といったマスター変更が生じた際も、専任の運用担当者や外部支援に頼らず、行員自身がノーコードの操作で対応できるようになった。
同システムの導入により、これまで手作業で行っていた国内3事業本部の銀行経費管理の経費集計・配賦業務の多くをシステム上で自動化・標準化できる見通し。これまで経費集計の手間にあてていた時間を分析や推進にシフトし、データに基づくより機動的な資源配分を目指す。
予算統括室の福田幸弘氏は、同室が目指す姿について「数字を集めて整えるだけでなく、数字を起点に事業を動かす組織だ」と説明する。今回の導入は「銀行経費を起点に管理会計のデータとルールを共通基盤に集約し、集計時間を分析や対話、意思決定へ振り向ける取り組みだ」としている。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
AIの真価は「今この瞬間」の感知にある。「Data Streaming Platform」で実現する「AI Ready Data」を解説
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-



