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2026年の世界AI支出は前年比49.5%増、AIインフラやAIエージェントへの投資が加速─ガートナー

2026年9月18日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

米ガートナーは2026年9月16日(米国現地時間)、2026年の世界におけるAI支出総額が前年比49.5%増となる2兆7000億ドルに達するとの見通しを発表した。IaaS、サーバー、半導体などAIインフラへの投資やソフトウェア製品におけるエージェンティックAIの実装が加速する中で、2026年1月予測(2兆5200億ドル、44%増)および同年5月予測(2兆5900億ドル、47%増)から段階的に上方修正している。

 米ガートナー(Gartner)は、2026年の世界におけるAI支出総額が前年比49.5%増となる2兆7000億ドルに達するとの見通しを示した(表1)。2026年1月予測(2兆5200億ドル、44%増)および同年5月予測(2兆5900億ドル、47%増)から段階的に上方修正している。

 AI支出を牽引する主な要因の1つとして、AI向けのIaaS、サーバー、ネットワーク、半導体、デバイスなどを含むインフラへの投資を挙げている。2026年の支出は1兆4844億ドルで、総額2兆6705億ドルの過半を占める。ハイパースケーラーやサービス事業者によるAI向けサーバー購入需要が継続する見通しという。

 もう1つの要因は、ソフトウェア製品におけるエージェンティックAIの実装が進むこと。「ユーザー企業は、大型の新規プロジェクトとしてAIを導入するのではなく、既存ベンダーが提供する組み込みAI機能を使って業務の効率化や自動化を進める傾向が強い」(同社)。

 AIアプリケーション開発基盤の2026年成長率予測を、2026年5月時点の28%から今回、39%に引き上げている。ソフトウェアベンダーやサービス企業が、カスタムAIアプリケーションの開発を進めていることが背景にあるという。

 生成AIモデル市場の2026年成長率予測については、2026年5月時点の予110%から117%に引き上げている。「企業のユースケースに適合したモデルを求める圧力が強まっており、特定業務・業界に特化したドメイン特化型言語モデル(DSLM)の市場拡大につながっている」(同社)。

表1:世界のAI市場別支出予測、2025~2027年(出典:米Gartner、2026年9月)
分野 2025年 2026年 2027年
AIサービス 4340億4600万ドル 5764億8100万ドル 7456億5500万ドル
AIサイバーセキュリティ 259億2000万ドル 513億4700万ドル 859億9700万ドル
AIソフトウェア 2881億6800万ドル 4616億3700万ドル 6563億5300万ドル
AIエージェント・アシスタント 164億8100万ドル 292億1900万ドル 654億7200万ドル
生成AIモデル 130億2100万ドル 282億6600万ドル 516億2000万ドル
データサイエンス・機械学習向けAI基盤 194億500万ドル 264億4500万ドル 355億5200万ドル
AIアプリケーション開発基盤 68億8500万ドル 95億4100万ドル 124億7800万ドル
AIデータ 8億2600万ドル 31億2600万ドル 64億8000万ドル
AIインフラ 9819億2000万ドル 1兆4843億9700万ドル 1兆9776億8500万ドル
合計 1786億6700万ドル 2兆6704億6000万ドル 3兆6372億9200万ドル
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