トレンドマイクロは2009年6月30日、軽い動作でクライアントPCからの機密情報の漏洩を強固に防ぐ情報漏洩対策の新製品「Trend Micro LeakProof 5.0(トレンドマイクロ リークプルーフ5.0)」を、2009年7月24日より受注開始すると発表した。同製品は、USBメモリの利用許可設定など業務効率を損なわないデバイス制御機能を備え、個人情報保護法で定義される個人情報や開発コード(プログラミング言語)、クレジットカード情報などのテンプレートを備えることで機密情報の指定の手間を削減することができる。同社は、今後1年間の販売目標を5億円としている。
「Trend Micro LeakProof 5.0」は、個人情報保護法で定義される日本語名字・メールアドレス・電話番号などの個人情報、各種プログラミング言語やクレジットカード情報など、企業が守るべき情報のテンプレートを提供する。
持ち出し規制の対象となるファイルからファイル固有の特徴を識別するフィンガープリントを作成し、クライアントPCに配信することにより、クライアントPCから機密情報の持ち出しをリアルタイムで防止する。クライアントPCが社外に持ち出された場合でも、機密情報の流出を防止することが可能。
セキュリティ管理担当者は、わかりやすい管理画面にて、あらかじめ用意されたテンプレートを指定およびカスタマイズして持ち出しルールを設定することで、企業内の機密情報管理ポリシーに沿った運用を実現する。さらに、指定したUSBメモリにのみ機密情報の書き込みを許可するなど、業務効率を損なわないための細かな設定も可能。
また、Winny経由での情報流出防止、ネットワークプリンタでの印刷防止、USBメモリ経由での情報流出防止など、企業からの情報漏えいの原因となる主な流出経路からの機密情報漏洩対策機能が追加された。
同製品は、「アプライアンス版サーバ(LP-100A)」または「Virtual Appliance版サーバ」と、クライアントソフトウェアで構成・提供される。100クライアント利用時の参考価格(税別)は以下のとおり。
- アプライアンス版サーバ利用時:122万円
(サーバ:80万円、ライセンス:42万円/100クライアント) - Virtual Appliance版サーバ利用時:72万円
(サーバ:30万円、ライセンス:42万円/100クライアント)
トレンドマイクロ
http://jp.trendmicro.com/jp/
Trend Micro LeakProof 5.0製品ページ
http://www.trendmicro.co.jp/tmlp/