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TEDがDWH専用DBの導入パッケージを製品化、Greenplumをデル製サーバーに実装

2010年2月16日(火)IT Leaders編集部

東京エレクトロン デバイス(TED)は2010年2月16日、汎用PCサーバー機の追加によって性能を拡張可能なDWH(データ・ウエアハウス)製品を発表した。米GreenplumのDWHソフトと米DELLのPCサーバーをパッケージ化したもの。4月1日に受注を開始し、5月17日に出荷する。価格は最小構成で2200万円(税別)から。パッケージ製品としての売上目標は今後3年間で5億円。

 今回製品化したのは、国内総販売代理店として東京エレクトロン デバイス(TED)が2008年から取り扱いを始めたDWH専用データベース・ソフト「Greenplum Database」の導入パッケージである。ソフトウエア単体ではなく、デル製PCサーバーやArista Networks製サーバー間接続用スイッチ機器と組み合わせてパッケージにした。検証済みの構成/設定により、導入コストを削減できるとしている。

 Greenplum Databaseの特徴は、汎用のPCサーバー機を用いてMPP(超並列処理)型のアーキテクチャを実現している点である。サーバー機を並列に追加していくことでシステム全体の性能を拡張できる。汎用PCを用いるため、専用のハードウエアを用いた他社製のDWHアプライアンス製品と比べてDWHシステムのコストが安くなるとしている(図1)。

図1:「Greenplum Database」とデータ仮想化プラットフォーム「Greenplum Chorus」(出典:米Greenplum)
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 オープン・ソースのRDBMSであるPostgreSQLをベースとして利用し、これをシェアード・ナッシングで分散処理させている。SQL処理とMapReduce処理を実行できる。アーキテクチャとしては、クライアントからのDBアクセスを受け付けるマスターホストを前段に置き、その背後に、データ格納/検索用のセグメント・ホストを並列に配置する。セグメント・ホストを追加することで、システムの処理性能を拡張する。

 パッケージの最小構成は2200万円(税別)。Greenplum Databaseは、容量ライセンスが圧縮時1TB。データ格納用のセグメント・ホストは、PCサーバーが「DELL PowerEdge R510」(クアッドコアXeon 2CPU、ディスク12基)2台で、合計で16コア、メモリー96GB、ディスク24基で、ディスク容量はSATA 48TBまたはSAS 14.4TB。マスターホストはDELL PowerEdge R510 1台。サーバー間接続用スイッチは「Arista 7000」(7124Sまたは7148S)。なお、マスターホストとスイッチを2重化した構成は2898万円(税別)。

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