図解で見るAzure活用の流れ Azureの世界に踏み込む敷居は高いのか低いのか。それを確かめるために記者が実際に使って、 ごく簡単なプログラムの開発を試みた。その流れを解説する。
「Let's Build!(さあ、アプリを作ろう)」─。レイ・オジー氏の言葉が象徴するように、Azureは既にReady(利用可能)なサービスだ。実際の利用イメージを伝えるため、記者(鳥越)が試した経緯を画面イメージと共に示す。
サービスの購入はものの10数分で完了
まずは事前に全体の流れをつかんでおこうとネットを調べてみると、Azureのサービス紹介サイトが見つかった。ここにはサービス購入やアプリケーション開発、デプロイの手順が写真付きでまとまっている。
一通り目を通すと、Azureの利用にはサービスの購入契約と開発環境の構築が必要なことが判明した。購入手続きは、オンラインサービスの購入ページ「Microsoft Online Services カスタマー ポータル」でできるという。サービス紹介サイトに書かれた手順に従って操作すれば意外なほど簡単に手続きは終了。ものの10数分もあれば済む。
次は開発環境の整備だ。こちらもサービス紹介サイトに、必要なツールや導入手順が記載されている。導入が必要となるのは統合開発環境「Visual Studio」と、そのアドオンであるAzure用開発支援ツール「Windows Azure Tools」だ。Visual Studioは2008 SP1か2010、無償の「Visual Web Developer 2008 Express Edition SP1」のいずれかが利用できる。記者はRC版が無償提供されていた2010を選択した。
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