日本オラクルは2010年8月10日、Javaアプリケーションを仮想環境で運用しやすくするミドルウェア2製品を発表した。ハイパーバイザ上で直接稼働するJava VM「JRockit Virtual Edition」と、システム構成のデプロイ(配備)ソフト「Oracle Virtual Assembly Builder」である。いずれも提供開始時期や価格は未定(一部のユーザーに対して限定的に提供を開始している)。
JRockit Virtual Editionは、既存のJava VMであるJRockitをベースに、ファイルI/Oやプロセス・スケジューラ、TCP/IPスタックなどOSの基本機能を組み込んだJava VMである。汎用OSを別途用いることなく、ハイパーバイザであるOracle VMの上で直接動作する。汎用OSのオーバー・ヘッドを取り除くことで、処理性能が高まる。同社の検証では、性能が32%向上したという。
なお、JRockit Virtual Editionは、米BEA Systems時代にラインアップしていた「WebLogic Server Virtual Edition」に含まれるJava VM「LiquidVM」の後継に位置する。LiquidVMは、JRockitをベースにOSの基本機能を備えたJavaVMで、ハイパーバイザとしてVMware製品を利用していた。今回Oracleが用意したJRockit Virtual Editionは、VMwareの代わりにOracle VMを利用する。同Java VMとWebLogic Serverをセットにしたパッケージ「WebLogic Suite Virtualization Option」として提供する。
一方のOracle Virtual Assembly Builderは、Javaアプリケーションを仮想環境にデプロイ(配備)する運用ソフトである。Webサーバー、Javaアプリケーション・サーバー、データベース・サーバーなどで構成するWebの3階層システムをカタログ化/テンプレート化して管理し、クラウドなどの仮想サーバー環境の上に構築する。Javaアプリケーションをデプロイする際に、Java VMにJRockit Virtual Editionを使うか通常のJava VMを使うかを指定できる。
Oracle Virtual Assembly Builderでデプロイする単位は、Oracle VM上で動作する個々の仮想サーバーである。個々の仮想サーバー・イメージと、仮想サーバーごとに変更可能なプロパティ(ネットワーク設定やデータベース接続情報など)をカタログ化し、このカタログを利用してGUI画面でWebシステム構成を設計/テンプレート化し、仮想環境にデプロイする。
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