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TIS、「intra-mart」を基盤とした購買業務ソリューション「FAST購買」を提供開始

2010年12月16日(木)IT Leaders編集部

ITホールディングスグループのTISは2010年12月15日、NTTデータ イントラマート(イントラマート)のシステム共通基盤「intra-mart」をWebシステム構築基盤に採用した購買業務ソリューション「FAST 購買」の提供を12月より開始すると発表した。

「FAST購買」は、TIS独自の開発テンプレートとintra-martを組み合わせて活用することで、グループ経営に不可欠なグループシェアード機能を持った購買業務システム構築を短期間で実現可能にするソリューションで、以下のような特徴を持つ。

  1. テンプレートを活用した導入により、高品質かつ短期間の構築が可能
    標準的な購買業務プロセスをモデルに、各業務をシステムとして部品化しているため、企業の業務プロセスにあった機能のみを選択し、組み合わせることが可能。また、単独のシステムとして企業の購買業務領域のみに導入することも、既存のERPの購買業務システムのフロント部分を「FAST購買」で構築することもできる。導入工程では、部品化されたプロトタイプを活用することで最短3カ月での導入が可能。
  2. グループ経営に不可欠なグループシェアード機能を実装
    「FAST購買」は、グループ経営に不可欠なグループシェアード機能を持っており、複数企業をまたぐ「グループ」を設定して、別会社の業務を代行する、シェアードサービス会社を構築することが可能。
  3. intra-martをシステム構築基盤として採用
    intra-martは以下のような特徴を持つ。
    1. Webシステムを短期間かつ高品質に構築可能:システム基盤として必要な各種機能がすべてJavaコンポーネントとして標準装備されているほか、ソースコードも公開されているため、独自の機能拡張基盤に発展できる。
    2. システム構築に必要なモジュール(機能)をあらかじめ用意:ポータルモジュール(会社/組織単位での企業ポータルから、個人単位のポータルへ段階的に拡張)、ワークフローモジュール(多階層の認証ワークフロー/会社共通の汎用ワークフロー)、アクセスセキュリティモジュール
    3. プログラム開発をサポートする専用の開発環境「eBuilder」:「スクリプト開発モデル」用と「JavaEE ベース開発モデル」用の2種類がある。

「FAST購買」は、標準的な購買業務に必要な以下の業務プロセスの機能を共通部品化している。

①購買依頼:要求部門による購入請求や見積もり請求の登録をする機能
②見積依頼、見積:購買部門による見積もり依頼や査定を実施する機能
③契約:購買部門による契約(単価契約、数量契約)の登録機能
④発注:購買部門による発注の登録機能
⑤受入:受入部門による受入実績の登録で、サプライヤーや品目の特性に応じて、受入検査有無等、受入経路を指定可能
⑥請求:サプライヤー自身による請求金額の確認機能

上記の業務プロセスに加えて、共通マスタやアクセスセキュリティ機能などの基本機能を共通部品化しており、各業務画面の要件に応じて部品単位に機能の要否を判定し、実装を行う。

「FAST購買」は、導入のコンサルティングから開発テンプレートを活用した導入・開発が基本パックになった提供となり、提供価格は、売上数百億円の中堅規模企業のケースで2000万円から。価格は企業規模、シェアード対応のグループ社数などにより異なる。また、システムの提供と合わせて、既存の購買システムの再構築の判断や、今後の投資対効果、目指すべき方向性の準備に向けた購買成熟度の簡易診断などが無償で提供される。

「FAST購買」に関する詳細
http://www.tis.jp/service_solution/fast/

TIS
http://www.tis.co.jp/index.html

NTTデータ イントラマート
http://www.intra-mart.jp/

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