経営情報ソフトウェアと業務支援サービスを提供するディーバは、連結決算業務とシステムの代行を行い企業の経理・財務部門における実務負荷軽減を支援する、「連結決算トータルアウトソーシングサービス」を2011年2月2日より開始した。
「連結決算トータルアウトソーシングサービス」は、連結決算における業務の代行からシステム運用の代行、人財育成支援までを提供するもので、フルアウトソーシングから部分アウトソーシングまで、企業のニーズに合わせた利用が可能となっており、先行してすでに数社の顧客に提供開始している。
昨今、上場企業を中心にIFRS(国際会計基準)対応プロジェクトの推進が本格化し、連結決算業務担当者のプロジェクト参画が必須となっているが、同サービスを活用することにより、経理・財務部門における現状の連結決算業務とIFRSプロジェクト対応という、一時的な体制の二重化に備えるための、新規採用コストなどを抑制することができるという。加えて、決算業務プロセス、連結決算システム活用方法の改善も同時に実施し、顧客の求める決算早期化目標も合わせて実現可能にする。
「連結決算トータルアウトソーシングサービス」を構成する各メニューは以下のとおり。
- 連結決算業務アウトソーシング
企業の連結決算における収集から開示までの業務をディーバで代行。代行する業務範囲や対象のタイミング(負荷の高い年次決算のみなど)は、顧客の状況に応じて柔軟に選択できる。- 「収集業務代行」……子会社向けの説明会/収集パッケージ作成/子会社問い合わせ対応/内部取引差額調査など
- 「連結~レポーティング業務代行」……制度連結財務諸表の作成/管理連結業務支援/監査用レポート作成/経営会議資料作成/IFRS対応シミュレーション支援など
- 「開示業務代行」……開示書類の作成など
- 連結決算システムアウトソーシング
高セキュリティなクラウド環境下で連結決算システムの運用を代行し、コストの最適化とシステム運用レベルの向上を支援する。標準サービスとして2010年7月に発表したDivaSystem Managed Service(DSMS)を提供する。 - 人財育成支援サービス
IFRSプロジェクト担当者、連結決算業務担当者として、実務に必要な知識やノウハウを習得するための人財育成サービス。基礎から実践までの幅広いコンテンツを取り揃え、集合研修方式、eラーニング方式など、各種の方法で育成を支援する。