[調査・レポート]

IT Leaders読者に聞いた、BYODの現状と課題

2013年4月9日(火)緒方 啓吾(IT Leaders編集部)

読者アンケートに見るBYODの現状 企業はBYODに対して、どのように取り組んでいるのだろうか。本誌は、2013年1月18日〜2月12日にかけて、実施状況を尋ねるアンケート調査を実施した。インターネットにアンケートフォームを設置。本誌読者を対象に、メールマガジンなどを通じて協力を要請した。有効回答数は419。

図2-7:デバイスにどんな機能制限を施しているか(複数選択、N=61)
図2-7:デバイスにどんな機能制限を施しているか(複数選択、N=61)
  • 規制が厳しくなればなるほどBYODは使いづらくなる。リスクを考慮しつつ、自由さを確保するべき
  • メールなどに限定するならともかく、社内システム全般となると大規模なインフラ整備が必要。費用対効果に疑問がある
  • セキュリティを突き詰めると、フィーチャーフォンと同じような機能しか利用出来ない。そこまでしてBYODを認めるメリットが見出せない
  • BYODも含め、企業のシステム・ネットワークそのものを見直す時期に来ているのではないかと思う
  • Andoridは機種が多く、メーカーごとにカスタマイズされているため、問合せへの対応が難しい。機種を制限できない場合は課題となる
  • 会社経営者が便乗してコスト削減しようとしている。BYODを望まない社員にとっては、いい迷惑!
  • デバイスコスト最適化のために是非とも採用したい。ただし、BYODの場合に利用可能な業務アプリの数は限定されても仕方ない
  • 個人のデバイスを使える方が、生産性は向上する。ただ、会社からの統制を受けるのは避けたいというのも本音
  • BYODは将来的には避けて通れない問題と認識しているが、今のところ、ユーザーから強い要望は出てきていない
  • 会社支給によってどれだけリスクが減るのか。むしろBYODを採用してコスト削減、社員のモチベーション向上を目指した方がいいのかと悩む
  • BYODで重要なのは、端末の管理ではなく、使うアプリやデータの管理。会社は必要な部分だけをコントロールすべきだと思う
  • 現在は禁止しているが、新しい技術が登場した際は再考する余地はある
図2-8 BYODに関する読者の声(自由回答)
業種別に見た回答者のプロフィール
この記事は、IT Leaders 2013年3月号で掲載された記事を再構成したものです。
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