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アトラシアン、タスク管理ツール「Trello」新版、AI機能やJira連携で使い勝手を向上

2025年6月10日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アトラシアンは2025年6月20日、タスク管理ツール「Trello」の新版をリリースした。新版では、Slack/Teamsやメールなどと連携してタスクを抽出する強化を追加した。さらに、プロジェクト管理ツール「Jira」と連携し、チーム内で自分が行うべきタスクなど、個人としての生産性向上を支援できるようにした。

 アトラシアンの「Trello(トレロ)」は、カンバン方式のタスク管理ツールである。「To Do(やるべきこと)」「Doing(進行中)」「Done(完了)」といったリストの列に付箋のようなタスクカードを配置し、進捗に応じて移動させるやり方でタスクを管理する。

画面1:タスク管理ツール「Trello」のモバイル画面の例。ToDoタスクを外部ツールから自動で取り込める(出典:アトラシアン)
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 新版では、Trello内でToDoタスクを作成するだけでなく、外部ツールから自動で取り込めるようにした。新設の「インボックス(受信トレイ)」機能を使い、SlackやTeamsのメッセージ、受信メール、スマートフォンやPCで作成したメモなどから直接タスクを作成可能である(画面1)。届いたメッセージをAIで解析し、期日や優先度といった情報を抽出する機能も持つ。

 「Trelloプランナー」機能では、GoogleカレンダーやMicrosoft(Outlook)カレンダーと連携し、タスクをドラッグ&ドロップで1日のスケジュールに組み込める。集中できる時間の確保などが容易になる。

 プロジェクト管理ツール「Jira」との連携機能が加わった。Jiraの作業項目をTrelloボードに追加すると、Jiraで行われた変更がTrelloボードにも自動で反映される。また、プロジェクト、タイプ、ステータス、担当者などのフィルタでタスクを整理可能になった。

 無料のフリープランのほか、3つの有料プラン(スタンダード、プレミアム、エンタープライズ)を用意している(表1)。新機能群は、フリー、スタンダード、プレミアムでは2025年7月末までに、エンタープライズプランでは2025年後半に利用可能になる。

表1:Trelloの主なプランと新機能(出典:アトラシアン)
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