[新製品・サービス]
ゼンリン、地図情報アプリケーション開発クラウド「ZENRIN Maps Studio」
2026年5月1日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
ゼンリンは2026年4月27日、地図情報アプリケーション開発基盤「ZENRIN Maps Studio」を発表した。同年5月18日から提供する。ゼンリンが保有する地図情報アセットから必要な機能やコンテンツを組み合わせて専用のアプリケーションを構築・利用できるクラウドサービスである。基本機能を備えたベースアプリケーションをもとにしたセミオーダー方式により、契約から最短5営業日、初期費用0円(月額制)から導入できる。
ゼンリンの「ZENRIN Maps Studio」は、同社が保有する地図情報アセットを利用したアプリケーションを構築・利用できるクラウドサービスである。基本機能を備えたベースアプリケーションに、あらかじめラインナップしているコンテンツ・機能部品を組み合わせるセミオーダー方式を採用した(図1)。これにより、契約から最短5営業日、初期費用0円から導入できるとしている。
図1:地図情報アプリケーション開発基盤「ZENRIN Maps Studio」が用意している機能とコンテンツ。今後開発予定も含む(出典:ゼンリン)拡大画像表示
サービス提供の背景について同社は、地図情報を利用する業務アプリケーションの構築・調達が難しい点を挙げる。既存のパッケージ商品ではユーザー固有の細かなニーズを満たせず、一方で専用システムの個別開発は数カ月以上の開発期間や高額な初期費用が必要になる。こうした課題を解決するため、個別要件に対応可能なクラウドサービスを開発した。
ユーザーの業務に合わせ、コンテンツや機能を組み合わせられる。地図コンテンツは、住宅地図や地価、路線価、用途、空き家など各種の属性情報を用意している。機能は、データ管理・共有、エリア分析などの基本機能のほか、過去の事例から得たノウハウを汎用化し、不動産・金融・自治体など業界ごとの業務課題を解決する機能部品をラインナップしている。
現在、複数のユーザー企業との間で、機能開発のためのPoC(概念検証)を実施している。今後も、各業界向けの専用機能やコンテンツを拡充する。
活用事例の1つに、不動産の物件探し/用地管理アプリケーションがある(図2)。路線価や用途地域など、不動産の検討に必要な情報を確認できるほか、物件情報や営業情報を登録して地図上で可視化できる。空き家・空き地・駐車場を含むゼンリン独自の建物情報を活用した物件探しも可能。外出先からスマートフォンで確認・登記取得することも可能である。
図2:不動産の物件探し/用地管理アプリケーションの例(出典:ゼンリン)拡大画像表示
金融向けの担保評価アプリケーション事例は、相続税路線価など地価に関する情報を住宅地図に重ねて表示する(図3)。表札情報などゼンリン独自のコンテンツを活用することで対象物件の場所を迅速に特定する。机上調査のスピード向上につながる。
図3:金融向け担保評価アプリケーションの例(出典:ゼンリン)拡大画像表示
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