明治安田生命保険(本社:東京都千代田区)は2026年4月、給付金支払業務の可視化・最適化を目的に、Celonisのプロセスマイニングソフトウェア「Process Intelligence Platform」の運用を開始した。「従来のヒト起点による改善手法から、業務データを起点とする客観的・定量的な改善手法への転換を図る」(同社)としている。導入・運用を支援した日本IBMが同年4月27日に発表した。
明治安田生命保険は、全社を挙げてデジタル技術を活用した業務の効率化・高品質化に取り組んでいる。
その中に業務プロセスの見直しと刷新が含まれており、Celonisのプロセスマイニングソフトウェア「Process Intelligence Platform」(図1)を導入し、取り組みを本格化させている。
Process Intelligence Platformは、基幹システムに蓄積された膨大なデータをAIと分析技術を用いて可視化し、業務プロセスのボトルネックや非効率な部分を特定・改善する。同社が設立以来提供するプロセスマイニングソフトウェアに最新のAI技術を取り込んでいる。
明治安田は、同プラットフォームを用いて、「従来のヒト起点による改善手法から、業務データを起点とする客観的・定量的な改善手法への転換を図る」(同社)としている。
図1:「Process Intelligence Platform」の画面例(出典:Celonis)拡大画像表示
まずは給付金支払業務にプロセスマイニングを適用した。給付金の請求受付から査定・決裁に至る業務工程をリアルタイムで可視化し、そのデータをもとに適切な要員配置やボトルネックの把握を行い、継続的な業務改善につなげる。
また、既存システムからAPI連携で収集したデータを基に、業務工程をリアルタイムに表示するダッシュボードを構築した。それに伴って、データに基づくPDCAサイクルを確立し、施策の立案・実行・評価・改善を一貫してデータで管理できる体制を整えている。
明治安田は今回の取り組みを、AI活用の高度化も視野に入れ、事務・サービス領域における自律的な業務運営の実現に向けた第一歩と位置づけている。Celonisの導入・運用を支援した日本IBMと共に、対象業務の拡大に向けた検討を進めるという。
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