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プログラムレスで業務システムを開発 ジャスミンソフトの「Wagby」が機能強化

2013年7月30日(火)IT Leaders編集部

2013年7月下旬、ジャスミンソフトはWagbyの新版「R7」を発売した。

 業務パッケージにもSaaSにも、フィットするものがない。かといって新規開発は時間もコストもかかる。やむを得ずExcelやAccessでマクロを組むなどしているが、手作業に近いので間違いや属人化の問題が生じる――。こんな課題を解決するのが、ジャスミンソフトが開発/販売する「Wagby」だ。

 Wagbyはデータ項目やそれを操作するための帳票を定義すると、Javaのソースコードを自動生成するツール。データ入力や管理、閲覧や集計といったデータ処理業務を、コーディングやテストなしでシステム化するのに向く。定義に際してあらかじめ用意されているテンプレートを使用できるほか、自明である入力欄を自動的に補完入力する機能や伝票の枝番生成など、一般的な業務アプリケーション構築を省力化する機能も用意されている(写真)。結果として、「プログラミング言語で新規開発するのに比べ、生産性を10倍以上高められる」(同社)という。

 これまでのバージョンではExcelでデータ項目などを定義し、Wagbyに読み込ませる方法をとっており、それがWagbyの特徴でもあったが、R7版ではWebブラウザから直接定義できるようにし、Excelを不要にした。このほか、ユーザーインタフェースのHTML5対応を強化、ポータル機能の導入、商用Webアプリケーションサーバに対応などの強化を施した。

写真:Wagbyで作成したWebアプリケーションの画面

 一方、変わらない部分もある。対応データベースはこれまでと同じで、Oracleや SQL Server、 DB2、 MySQL、 PostgreSQL。提供形態もクラウド・オンプレミスの両方を用意する。価格体系も変わらないが、R7発表記念キャンペーンとして9月30日までの期間限定でライセンス料を半額にした。価格体系は買い取りや月額など4タイプあり、月額の場合は基本契約が1万4490円/月、1利用アカウントにつき525円/月の追加料金となっている。

 Wagbyは純国産、しかもベンチャーの製品(サービス)だが、生産性の高さや小回りがきくこと、相対的に価格が安いこと、初期ユーザーの要望を受けて着実にバージョンアップしてきたことなどが受けて、ユーザー数は223社、ユーザー会参加企業数は91社にまで成長している。

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