[新製品・サービス]

富士通、マルチクラウド環境を統合しポータル化を図るサービスを発売

2015年8月28日(金)IT Leaders編集部

富士通は2015年8月27日、企業や組織内で利用部門や業務ごとに乱立するクラウド環境を一元管理するクラウドサービス「Cloud Services Management」を発売したと発表した。利用部門に向けたポータル機能を提供し、全社的なITガバナンスの強化とITコスト/運用の最適化を支援する。オンプレミスで利用したい企業に向けて、同一機能を提供するソフトウェア「FUJITSU Software Cloud Services Management V1」も用意する。

 「Cloud Services Management」は、社内外にある複数のクラウドサービスを利用している企業において、利用部門向けのサービスメニュー・ポータルを構築し運営するクラウドサービス。IT部門が、クラウド導入やセキュリティにおいて設定しているポリシーや、システムが求めるサービスレベルに合わせて、自社専用のクラウドサービスをメニュー化できる。

 部門や業務の別に表示するサービスメニューを設定して、組織ごとの方針に沿った運用や、セキュリティポリシーを遵守した利用を促すことで、全社的なITガバナンスの強化を図れる。各種クラウドサービスの契約窓口をIT部門に集約することで、利用部門のそれぞれが契約手続き結ぶ必要がなくなるため、事務作業の効率化にもつながる。

 サービスメニューごとに利用料金を設定でき、単価や時間による課金や、初期費用や月額費用の区分を指定できる。業務単位や組織階層単位で、利用量や料金などをまとめたレポートを作成でき、利用状況の分析や、利用実績に基づく適切なクラウド利用のアドバイスが可能になる。

 利用部門にすれば、自部門の業務に合わせて設定されたサービスメニューの中から必要なサービスを選択できるようになる。承認のためのワークフロー機能により、クラウドサービスの利用を容易に開始できる。

 サービス/ソフトウェアの導入・運用の支援策として、要件に応じたクラウドの選定やサービスメニューの作成、各種設定や運用代行などのサービスも提供する。

 Cloud Services Managementの料金は、初期費が120万円から(税別、以下同様)、月額利用料は70万円から(運用/保守やサポートなどの費用を含む)。ソフトウェアの価格は、仮想サーバー30台分のライセンスが73万1000円から。

 サービスは2015年9月15日から、ソフトウェアの販売は2015年9月1日から、それぞれ開始する。今後3年間で50億円の売り上げを目標にする。

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