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日本IBM、金融機関におけるFinTech支援サービスをBluemix上で2015年10月に開始

2015年9月15日(火)IT Leaders編集部

日本IBMは2015年9月14日、金融機関を対象に、金融とテクノロジーを組み合わせ新たな金融サービスを構築する「FinTech」を支援するサービス「IBM FinTechプログラム」を2015年10月1日から提供することを公にした。

 10月に始める「IBM FinTechプログラム」は、新たなアイデアの創出から、それを具現化するFinTechアプリケーションの開発および実証実験までを一貫して支援するもの。IBMのPaaS(Platform as a Service)である「Bluemix」上で展開する。

 実際に展開するFinTechサービスを見極めた後は、既存システムとの接続に必要なセキュリティ対策や、金融システムとしての安定運用を実現するためのサービスも提供する。FinTechアプリケーションと金融機関の既存システムとの連家に向けては、そのためのAPI(Application Program Interface)を金融機関と連携して開発する。

 FinTechプログラムは、「FinTechワークショップ」「ハッカソン・サポート」「FinTechデザイン・ラボ」「FinTech導入・運用サービス」の4種類のメニューからなる。

 FinTechワークショップは、FinTechサービスの活に必要な知識を提供するもの。1〜2日の短期ワークショップのほか、実際の活用事例やFinTech企業を視察するツアーも企画する予定である。

 ハッカソン・サポートは、金融機関がハッカソンを開催する際に、アイデアの募集から、それを実現するアプリケーションの試作・評価までのプロセスを支援するもの。ハッカソンを実施するための開発・テスト環境をBluemix上に構築するほか、サンプルAPIも金融機関と連携して提供する。

 FinTechデザイン・ラボは、新たなデザインやアイデアの創出からビジネスのユースケースを作成し、そのアイデアを実現するためのFinTechアプリケーションの試作までを支援するもの。金融機関のシステムとの接続に必要なセキュリティの強化や規制対応に向けた技術支援も提供する。2日の短期ワークショップや、3週間でアプリケーションデザインから試作プログラムをBluemix上で開発するセッションなどを用意する。

 FinTech導入・運用サービスは、既存の勘定系システムと接続するサービスを提供するもの。セキュリティや規制対応のほか、金融機関が定めるガバナンスに適用できるようにする。APIによる接続を可能にすることで、FinTechアプリケーションを接続するためのシステムを短期間に低コストで構築できるようにする。

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