プラットフォーム プラットフォーム記事一覧へ

[Sponsored]

垂直統合型、クラウド、そしてユーザー保有のインフラ~3つのプラットフォームをカバーするPureApplication

2015年12月18日(金)

IBMのPureApplicationが進化している。垂直統合マシン「PureApplication System」と、クラウドから提供する「PureApplication Service on SoftLayer」に加え、2015年3月にはソフトウェア版としての位置付けで「PureApplication Software」をラインナップに加えた。すでに40カ国で導入され、ユーザー数も毎年倍増しているという。PureApplicationのどこが支持されているのだろうか。来日したPureApplicationの開発責任者であるDanny Mace氏に最新の状況を聞いた。

─2つのレイヤーがインフラ層に関係なく利用できるようになったというわけですね。どこに魅力があるのでしょうか。

 PureApplicationが提供するパターンと運用管理機能はすでに導入いただいた企業から高く評価されています。先ほどお話したITシステムに対するニーズを満たすことができるからです。PureApplication Softwareは、これらのメリットが享受できるITインフラの選択肢を広げます。他社製ハードウェア含め、顧客が自社要件にあわせて個別に選択、調達したインフラ環境が利用可能となるからです。

 ハイブリッド・クラウド環境における利用シナリオの多様化にも貢献します。PureApplicationで重要視しているのが、アプリケーションを変更することなく、オンプレミスとオフプレミスをシームレスに移動できるようにすることです。

 パターンはそれを実現する技術でもあります。一度パターンを作っておけば、PureApplicationの3つの異なる環境で同じパターンを利用することができます。SoftLayer上で開発したアプリケーションを既存のインフラ上で本番稼働させたり、逆にオンプレミスで稼働するアプリケーションを世界中のSoftLayer上にデプロイすることで、ビジネスのグローバル展開を迅速にサポートするといったことが容易になります。他にも、負荷変動の高いシステムのクラウドへのオフロードや災対環境の構築など、さまざまなシーンでパターンのポータビリティは活用できます。

 環境間の移動において、アプリケーションのアーキテクチャの見直しは必要ありません。操作性も同じです。パターンによってハイブリッド環境でのポータビリティが確立されるのです。このパターンの利便性を高めるために、ChefやDockerといったオープンで先進的なテクノロジーにも対応しています。

 

オープンなテクノロジーに対応して柔軟性を高めていく

─「PureApplication Software」の提供は当初から構想にあったのでしょうか。

 PureApplicationのビジネスを展開している中で、「すでに自社で保有しているITインフラに、パターンデプロイメントを中心とするPureApplicationの先進的な技術を適用できないものか」という市場の声に応えたものです。インテルのx86とIBMのPowerの両方のアーキテクチャをサポートし、企業が運用しているVMwareやPowerVMベースの仮想化環境上で、パターンを活用することができます。

 つまり、これまで手動で対処してきたミドルウェアの導入や構成のカスタマイズのためのパラメータ設定などを部品化し、パターン・ビルダーによって統合することでシステム基盤の標準化、自動化を一元管理できるようになります。

 負荷の変動に対してもポリシーベースでCPUやメモリーの割り当て、ノード数の増減を行い、VMの再配置も自動化され、効率的な運用が実現されます。 

─今後の展開についてお聞かせください。

 システムの導入あるいは運用の負荷を限りなく抑制するIT基盤を目指し、これまで取り組んできた機能強化を、これからも実直に続けていきます。

 PureApplication Systemを例に挙げれば、2012年に第一世代をリリースした後、新しいパターンエンジンを搭載してディザスターリカバリーなどにも対応した第二世代、そして今回のPower対応を強化した第三世代へと進化させてきました。第三世代では最新のPower8プロセッサに対応しています。また、今年10月に発表したBluemix LocalをPureApplication Systemに取り込むことができるようになりました。同じPureApplicationというプラットフォーム上で従来のアプリケーションとクラウドネイティブなアプリケーションの両方を動かすことができるわけです。

PureApplicationは着々と進化を続けてきた
拡大画像表示

 私たちは四半期ごとに新しい機能を発表して、これまでもOpenStackやChef、Dockerなどオープンでスタンダードなテクノロジーに対応してきました。この流れは今後も変わりません。PureApplicationはさらに柔軟性を高め、より活用しやすいように進化していきます。是非、ご期待ください。


●問い合わせ先

IBM ソフトウェア・ダイレクト
電話番号: 0120-550-210
識別コード 109HE03W
(平日 9:30~12:00、13:00~17:30)

関連記事

トピックス

[Sponsored]

垂直統合型、クラウド、そしてユーザー保有のインフラ~3つのプラットフォームをカバーするPureApplication [ 2/2 ] IBMのPureApplicationが進化している。垂直統合マシン「PureApplication System」と、クラウドから提供する「PureApplication Service on SoftLayer」に加え、2015年3月にはソフトウェア版としての位置付けで「PureApplication Software」をラインナップに加えた。すでに40カ国で導入され、ユーザー数も毎年倍増しているという。PureApplicationのどこが支持されているのだろうか。来日したPureApplicationの開発責任者であるDanny Mace氏に最新の状況を聞いた。

PAGE TOP