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ヴイエムウェア、統合管理機能を強化した「VMware Cloud Foundation 9.0」を提供開始

オンプレミスとクラウドの長所を併せ持つ「モダンプライベートクラウド」を指向

2025年6月27日(金)愛甲 峻(IT Leaders編集部)

米ブロードコムは2025年6月17日(米国現地時間)、仮想化インフラの統合プラットフォーム「VMware Cloud Foundation(VCF)9.0」の一般提供を開始した。仮想マシンやコンテナを含むITインフラの多様化が進み、部門ごとのクラウド利用も増える中、運用担当者と開発者の作業負荷を軽減すべく統合管理機能を強化。コストの透明性、データ主権、AIワークロードの実行といった要件への対応レベルも高めている。日本法人のヴイエムウェアは6月20日に開いた記者説明会で、VCF 9の新機能や開発の狙い、プライベートクラウドをめぐるニーズの変化などを説明した。

 米ブロードコム(Broadcom)が提供する「VMware Cloud Foundation(VCF)」は、サーバー仮想化の「VMware vSphere」、ストレージ仮想化の「VMware vSAN」、ネットワーク仮想化の「VMware NSX」などを統合した仮想化インフラプラットフォームである。オンプレミスやパブリッククラウドのマネージドサービス、エッジなど多様な環境において、一貫した方法でプライベートクラウドを構築・管理できる。

 VCF 9は、ブロードコムが米ヴイエムウェア(VMware)を買収して以来、初のメジャーバージョンアップとなる。2023年に提供開始した前版の「VCF 5」から9に繰り上げているのは、vSphereの現行バージョン「vSphere 8」の後継かつフラッグシップ製品として位置づける意味合いがあるという。

 同社 VCF部門 製品担当バイスプレジデントのポール・ターナー(Paul Turner)氏(写真1)は、「本製品の開発は18カ月にわたり、数千人の開発者が数百万時間を費やしてきた」と説明。同社は2024年度に、売上高の18%に相当する93億ドルを研究開発に投資しており、これは競合ベンダーを上回る水準だと強調した。

写真1:米ブロードコム VCF部門 製品担当バイスプレジデントのポール・ターナー(Paul Turner)氏

●Next:複雑化するITインフラの一元管理を支援

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