NECは2017年8月2日、Windows 10を搭載したPCの調達、キッティング、導入から返却までのライフサイクルを一通りカバーする運用サービス「スマートクライアント標準PCサービスG2」を発表、同日提供を開始した。NECグループのPCの運用実績を基にBPOサービス化した。
NECグループ内でのPCの運用によって得たノウハウを基にBPOサービス化したPC運用サービス「スマートクライアント標準PCサービス」を、Windows 10に対応させたものである。Windows 10移行にともなうIT担当者の導入・運用管理作業の低減、Windows 10対応の最新マイクロソフト製品の迅速な社内環境への適用が可能になる。
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日本マイクロソフトの協力のもと、Windows 10におけるOS環境設定や導入展開手法など、運用において必要性が高く専門的な知識が求められる工程を両社共同で選定し、汎用的な運用パターンとして提供する。
ユーザーごとの規模やクライアント管理環境に適した運用パターンを利用することで、Windows 10の導入に関する検討工数の省力化とスムーズな展開が可能だ。具体的には、OS環境設定、アップデート展開計画、アップデート更新手法、セキュリティ設定などを支援する。
運用テンプレートの採用に加えて、Windows 10の運用を標準プロセスとして提供する。標準化された手続きに基づき作業をすることでPC運用の効率化を図れる。NECからの定期的な情報提供を活用することで、PCのアップデート、資産情報や利用期間などの一元管理も可能になる。
Active Directory、Windows Server Update Services、Microsoft System Center Configuration Managerなど、PC管理のための各種マイクロソフト製品・ツールを活用すれば、柔軟なアップデート更新やアップデート後の現地作業の省力化を図れるようになる。
NECと日本マイクロソフトは、IT担当者の「働き方改革」の提案など共同マーケティングを行い、今後3年間にスマートクライアントPC標準サービス全体で150億円の売上を目標にする。