[新製品・サービス]
TISI、ECのなりすまし/不正取引を可視化する「ECリスク対策設計・運用支援」を提供
2026年8月10日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三
TISIは2026年8月4日、EC事業者向けのセキュリティコンサルティングサービス「ECリスク対策設計・運用支援サービス」の提供を開始したと発表した。他人のクレジットカード情報を悪用したなりすまし決済など、ECにおける不正取引を可視化して、不正決済を防ぐ対策の設計から運用までサポートする。対策の強度を調整し、売上機会の損失を抑えながら売上を確保できるように支援する。料金は個別見積もり。
TISI(2026年7月にTISとインテックが合併して発足)の「ECリスク対策設計・運用支援サービス」は、ECサイト運営者に向けたセキュリティコンサルティング/運用支援サービスである。他人のクレジットカード情報を悪用したなりすまし決済など、ECにおける不正取引を可視化して、不正決済を防ぐ対策の設計から運用までサポートする。対策の強度を調整し、売上機会の損失を抑えながら売上を確保できるように支援する(図1)。
図1:「ECリスク対策設計・運用支援サービス」の概要(出典:TISI)拡大画像表示
「近年のEC市場は、クレジットカード情報の盗用・悪用によるなりすまし決済など不正の手口が高度化・多様化している。被害額は2024年度に過去最高を記録し、2025年度は減少したものの、なお500億円超の水準で推移している」(TISI)。2025年3月にはクレジット取引セキュリティ対策協議会が決済時の本人認証サービス「3Dセキュア」の導入を求めるガイドラインを公表するなど、EC事業者側での対策の動きが広がっている。
対策ツールの導入が進む一方で、適切な運用や継続的な分析が不十分なケースも多いと同社は指摘。取引のブロックや認証手順の影響で売上機会を失うリスクもあり、なりすまし決済への対策と売上確保を両立させる運用の重要性が増しているという。
同サービスでは、なりすまし決済を防ぐセキュリティ対策ツールがブロックした取引と正常に処理した取引を分析し、対策が売上に与える影響を定量的に可視化。EC事業者が、過剰な制御によって機会損失が発生していないかを把握できるようにする(図2)。
図2:「ECリスク対策設計・運用支援サービス」で提供するサービス内容(出典:TISI)拡大画像表示
そのうえで、運用設計から業務フロー整備、システムの改善に至る運用サイクルをトータルで支援する。EC事業者の製品・サービス特性や取引傾向を踏まえたカスタマイズ型対策の設計も可能としている。
対策の仕組みの実装にあたっては、ユーザーの需要に応じて複数の不正検知製品を組み合わせて提供する。TISIは米Accertifyとリセラー契約を締結しており、同社の「不正検知ソリューション(Fraud Detection Solution)」の提供を用意している。
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