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立ち止まらずに歩きながら顔認証、NECが台北のイベントに入場管理システムを提供

2017年10月27日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2017年10月27日、台北で開催された学生の国際総合競技大会「第29回ユニバーシアード競技大会」に、カメラの前で立ち止まることなく歩きながら顔認証できる入場管理システムを提供したと発表した。台北アリーナのメインオペレーションセンターに設置し、運営スタッフ約750人の入場管理に活用した。

写真1:ユニバーシアード台北大会に提供した顔認証システム(出典:NEC)写真1:ユニバーシアード台北大会に提供した顔認証システム(出典:NEC)
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 入場管理システムでは、NECの顔認証エンジン「NeoFace」を活用した。事前に撮影して登録しておいた運営スタッフの顔画像と、ゲートに設置したカメラで撮影した顔画像を照合して、本人確認を行った。顔認証により、入場時に必要なIDカードの貸し借りや盗難によって本人になりすまして入場することや、IDカードの偽装による不正入場を防止できる。

 システムの特徴は、カメラの前で正対して立ち止まる必要がなく、歩きながら認証することができることである。このための仕組みとして、ゲートへと近づいていく間に顔を撮影しているようにした。これにより、本人のIDを収めたIDカードを読み取り機に着券すると即座に、顔認証によって本人かどうかを確認できる。

 NECは、顔認証技術の開発を約30年にわたって進めている。同技術を活用したシステムは世界40か国100システム以上で導入されているという。

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