清水建設と三谷産業は2018年4月7日、サーバー室の温度をクラウド上のAIでリアルタイムに制御するサービス「SMT(Smart Management Technology)クラウド」を発表した。これに合わせて、既存サーバー室の空調性能を評価し、空調機器のチューニングや空調方式の変更、SMTクラウド導入のための機器更新を提案するコンサルティングサービスも開始する。2018年度は三谷産業が本社を置く北陸地方を中心に営業を展開し、2019年度から全国展開を図る。
清水建設と三谷産業の「SMT(Smart Management Technology)クラウド」は、サーバー室の温度をリアルタイムに制御するクラウドサービスである。サーバー室に設置するIoTセンサーが温度データを収集し、クラウドに蓄積したデータを学習して、空調機器の運転状況とサーバー室各所の温度の関係をモデル化する。こうして、必要最小限のエネルギーで最適な温度環境を実現するための制御情報を、空調機器に送信する。
図1:「SMT(Smart Management Technology)クラウド」の概要(出典:清水建設、三谷産業)拡大画像表示
空調機器性能によって異なるが、SMTクラウドによって消費電力を最大で25%程度削減できるという。新築の場合、施設ごとに空調機器の制御装置を備える必要がなくなるため、初期コストを削減できる。空調制御機能の大部分をクラウド側に集約するので、サーバー室の運用方法の変更や、空調機器の更新にともなうシステム調整にも、速やかに対応できるとしている。
SMTクラウドの価格は、初期費用を除く利用料として、100ラック規模で年額120万円程度になる。クラウドを介さずに利用できるように、施設内にAI装置を提供することもできる。一方、既存サーバー室の空調性能を評価し、空調機器のチューニングや空調方式の変更、SMTクラウド導入のための機器更新を提案するコンサルティングサービスの価格は、サービスのベースとなる空調機器の性能分析が100ラック規模で80万円程度。
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