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日本ヒューレット・パッカード、HCI「SimpliVity」をVMware/Hyper-V両対応に

2018年5月31日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ヒューレット・パッカードは2018年5月31日、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品「HPE SimpliVity 380」を強化し、複数のサーバー仮想化ソフトから選べるようにしたと発表した。2018年5月31日から販売する。VMware vSphereとHyper-Vから選べる。価格(税抜)は150万6400円から。

 HPE SimpliVity 380は、HCI、すなわち、分散ストレージソフトとサーバー仮想化ソフトを組み合わせた、スケールアウト型の仮想化基盤である。複数のPCサーバー(ノード)が内蔵するストレージを束ねてストレージプールを形成し、これを個々の仮想サーバーから外部接続ストレージとして利用する。

 最大の特徴は、データの重複排除/圧縮を、FPGAでハードウェア処理することである。これにより、重複排除/圧縮を常時有効にしても性能の劣化がないとしている。重複排除でデータの重複を判定する粒度も8Kバイトと細かいため、リソース削減効率がよいという。60%~70%を削減できるとしている。

 ハードウェアによる重複排除/圧縮機能を生かした機能として、システムをバックアップ/リストアする機能も備える。ストレージ容量を消費することなく高速にバックアップできる。同社によれば、1Tバイトの仮想サーバーイメージを60秒未満でリストアできるとしている。

 この他の特徴として、一般的な3ノード構成からではなく、2ノードからスモールスタートできる。2ノード構成の場合はサーバー間をネットワークケーブルで直結できるので、スイッチも要らない。最大構成は32ノードである。ストレージ領域が余っているのにCPU/メモリー領域が足りない場合は、サーバー仮想化ソフトを搭載した汎用のPCサーバーをコンピュートノードとしてクラスタに追加できる。

 従来は、サーバー仮想化ソフトとして、VMware vSphereしか選べなかった。今回新たに、Hyper-Vを選べるようにした。サーバー仮想化ソフトの選択肢が広がった。

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