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トレンドマイクロ、NFV環境向けに仮想アプライアンス型のセキュリティ機能群を製品化

2018年6月4日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

トレンドマイクロは2018年6月4日、サーバー仮想化環境で動作する仮想アプライアンス型のネットワークセキュリティ機器群「Trend Micro Virtual Network Function Suite」を発表した。クラウド事業者や通信事業者に向けて提供する。2018年8月下旬から提供する。価格は個別見積もり。

 Trend Micro Virtual Network Function Suiteは、NFV(仮想アプライアンス型のネットワーク機器)の環境に対してネットワークセキュリティ機能を追加するための、仮想アプライアンス型のセキュリティ機器群である。NFVと同様に、サーバー仮想化環境で動作する。侵入防御(IDS/IPS)やWeb脅威対策、異常通信検知など、用途に合わせて複数の機能モジュールを用意した。

図1●Trend Micro Virtual Network Function Suiteの提供イメージ(出所:トレンドマイクロ)図1:Trend Micro Virtual Network Function Suiteの提供イメージ(出典:トレンドマイクロ)
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 主に、クラウド事業者や通信事業者向けに提供する。クラウド事業者や通信事業者は、Trend Micro Virtual Network Function Suiteを利用することによって、適切なセキュリティ機能を、必要な時に必要なだけ、動的に顧客に提供できるようになる。利用できる機能群は、以下の通り。

 
機能 概要
侵入防御 侵入防止/検知システム(IPS/IDS)により、脆弱性を狙った通信を検知/防止する
Web脅威対策 不正Webサイトへのアクセスをブロックすることにより、不正プログラムの感染、フィッシング詐欺サイトへのアクセスを防止する。また、改ざんされた正規Webサイトへのアクセスも防止する
アプリケーション制御 利用を許可するアプリケーションを許可リストにあらかじめ登録しておくことで、許可されていないアプリケーション通信をネットワーク上でブロックすることにより利用を防止する
異常通信検知 大量パケットを送信するFlood系通信やスキャン通信など、不正が疑われる異常通信を検知/防止する
デバイス特定 通信トラフィックを送受信しているデバイスの種別/OSなどを特定する
IoT脅威対策 IoTに特化したレピュテーションサービスと連携し、通信先が危険性のあるIoTデバイスに該当した場合、そのデバイスとの通信を防止する。
ネットワーク利用制限 インターネットなど、ネットワークへのアクセスが可能な時間帯を制限する
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