伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年11月16日、AIを活用した新規ビジネス創出や業務改善の円滑なスタートを支援するAI活用支援プログラムを開始すると発表した。価格(税別)は、1日研修コース「AI Business Academy」が120万円。1カ月間のコンサルティングサービス「AI活用ナビゲーション」が50万円から。販売目標は、3年間で50社。
1日研修コース「AI Business Academy」と、1カ月間のコンサルティングサービス「AI活用ナビゲーション」で構成する。
1日研修コースのAI Business Academyは、AIに関する基礎知識を学ぶ講座と、AIを活用するテーマの創出を目的としたワークショップを組み合わせた。最大30人の集合型研修を、1日コースで開催する。
講座形式で、AIを取り巻く市場の動向、AI概論、導入事例、AI導入時のよくある失敗例などについて学んだのち、ワークショップ形式で、自社の課題の洗い出しから実際にビジネスや業務改善の企画・発表までを行う。
業務をよく知る社員自らが自社のビジネスを題材に実践的な検討方法を体験することで、研修終了後も新規サービスの開発や業務改善の発案を継続できるようにする。
コンサルティングサービスのAI活用ナビゲーションは、AI活用の課題整理や活用方針の策定などを支援する。期間は1カ月間で、合計5回のミーティングを通じてサービスを提供する。AI関連の技術や業務への適用経験を持つ専門家が、ユーザーのAI活用における課題を短期に解決する。
すでにAI適用の具体的なテーマがあるケースでは、対象データの現状分析と改善方法に関するディスカッションを行い、改善ポイントの提示や代替策の推奨などを行う。AI活用のテーマ設定から検討するケースでは、課題の明確化によるテーマの抽出から、適した技術・製品に関する情報提供、実際に活用するデータの確認、活用方針の策定までを行う。
なお、CTCは、AIシステムの構築実績を基に設計したAI活用のためのハイブリッドクラウド環境や、教育に必要なIT基盤と教育サービスコンテンツを統合したAI人材育成サービスなどをすでに提供している。