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システムインテグレータ、Oracle 18cの新機能を実装したDB操作ツール「SI Object Browser for Oracle 18」を販売

2018年11月22日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

システムインテグレータは2018年11月22日、データベースの作成や各種メンテナンスをGUIで実施できるDB操作/開発支援ツール「SI Object Browser」のOracle Database版の新版「SI Object Browser for Oracle 18」を発表した。2018年11月29日から販売する。新版では、Oracle Database 18cを動作環境に加え、SQLキャンセル機能など、Oracle 18cの新機能を使えるようにした。

 システムインテグレータの「SI Object Browser」は、データベースの作成や各種メンテナンスをGUI経由で実施できるDB操作/開発支援ツールである。SI Object BrowserからRDBMSに接続し、テーブルなど各種オブジェクトの作成/編集、RDBMS側に配置する業務ロジックの作成、SQLの実行など、各種のDB操作/メンテナンス操作を実行できる。

 SI Object Browser for Oracleは、SI Object BrowserのOracle Database版に当たる。今回の新版では、Oracle 18」ではOracle Database 18cに接続して管理できるようにした。SQLキャンセル機能など、Oracle 18cの新機能を使えるようにした。

 Oracle 18cの新機能として、SQLキャンセル機能(ALTER SYSTEM CANCEL SQL)を実装した(画面1)。セッション情報画面において、SQLをキャンセルできる。高負荷実行中のSQLを止める場合、従来はセッションごとに停止させるのが常套手段だったが、当機能によって当該SQLだけを停止させることができる。

画面1:SQLキャンセル機能(ALTER SYSTEM CANCEL SQL)を実装した(出典:システムインテグレータ)画面1:SQLキャンセル機能(ALTER SYSTEM CANCEL SQL)を実装した(出典:システムインテグレータ)

 Oracle 18cの新機能として、DataPumpインポート時のエラーをスキップするオプションを実装した。Oracle 12cまでのDataPumpインポートは、エラーオブジェクトがあった場合は、そこでインポート処理を中断していた。当オプションによって、エラーをスキップして最後まで実行できるようになった。従来のようにすべてをやり直す必要がなくなった。

 Oracle 18cの新機能として、スキーマ限定アカウントの作成機能を実装した(図1)。Oracleではログインユーザーとスキーマがほぼイコールであるため、オブジェクトをスキーマでまとめたい場合、ログイン機能を持ったアカウントを作成する必要があった。Oracle 18cでは、不必要なログイン機能を省いた「スキーマ限定アカウント」として作成できる。

図1:Oracle 18cの新機能の1つ、スキーマ限定アカウントの作成機能を実装した(出典:システムインテグレータ)図1:Oracle 18cの新機能の1つ、スキーマ限定アカウントの作成機能を実装した(出典:システムインテグレータ)
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