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サイバートラスト、仮想環境向けシステム監視ソフトに新版「MIRACLE ZBX VA 4.0」

2019年1月18日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバートラストは2019年1月17日、仮想化環境に特化したシステム監視用仮想アプライアンスの新版「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V4.0」を発表、同日提供を開始した。新版では、現行版のMIRACLE ZBX 4.0をベースに大量障害時の機能劣化の改善機能を搭載したほか、複数年サポート契約の提供によってサポート費用を最大で15%下げた。

 MIRACLE ZBX Virtual Applianceは、システム監視ソフト(SNMPマネージャ)である「MIRACLE ZBX」を仮想アプライアンス化した製品である(図1)。VMwareのサーバー仮想化環境(VMware ESXi 6.0/6.5/6.7)で動作し、サーバー仮想化環境のシシテム監視に利用できる。別途相談することで、Microsoft Hyper-V環境やAmazon Web Services(AWS)へのデプロイもできる。

図1:仮想アプライアンス型の製品であるため、仮想環境へのデプロイが容易である。インストールなどの作業が不要になる(出典:サイバートラスト)図1:仮想アプライアンス型の製品であるため、仮想環境へのデプロイが容易である。インストールなどの作業が不要になる(出典:サイバートラスト)
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 仮想アプライアンスの新版「V4.0」では、システム監視ソフトの現行版(MIRACLE ZBX 4.0)をベースにした。これにより、MIRACLE ZBX 4.0での機能強化点である「アラートメール停止機能」や、Zabbix 4.0の機能強化点を利用できる(関連記事システム監視ソフト新版「Zabbix 4.0」、新たにHTTPエージェントを追加、見栄えも強化)。これにより、大量障害が発生しても、これまでよりも安定して稼働できるようになった。

 アラートメール停止機能は、大量障害時の性能劣化を回避する機能である。ZabbixやMIRACLE ZBXでは、監視機器に障害が起こると、アクション機能によって障害内容をメッセージやメール送信などで管理者に通知する。アラートメール停止機能を使うと、大量発生したアクションを任意で選んで停止できる。何万件も不要なアクションが発生するデータセンターなどに向く。

 新版ではさらに、これまで単年契約だけだったサポート契約を、1年、3年、5年から選べるようにした。単年サポート契約を毎年更新して5年分使う場合と比べ、5年契約にすることで、サポート費用を15%削減できるようになった。システムのリプレース周期に合わせて契約するなど、ニーズに合わせてサポートサービスを選ぶことができる。

 MIRACLE ZBX Virtual Applianceの価格(税別)は、監視対象台数に応じて決まる。監視対象100台未満で年間インシデント数5件の場合、サポート込みで年額60万円から。別途契約するサポートサービス「MIRACLE ZBX サポートスタンダード」の費用は、1年で120万円から、3年で324万円から、5年で510万円から。

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