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システム監視ソフト新版「Zabbix 4.0」、新たにHTTPエージェントを追加、見栄えも強化

2018年10月3日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ラトビア共和国のZabbixの日本支社であるZabbix Japanは2018年10月3日、システム/ネットワーク監視ソフトの新版「Zabbix 4.0」を発表した。新版では、HTTP/HTTPSを使って監視データを収集するHTTPエージェントを追加した。ZabbixはLinux上で動作するオープンソース(OSS)であり、ダウンロードして利用できる。

 Zabbixは、システム/ネットワーク監視ソフトである。専用のエージェントソフト(各種UNIX/LinuxやWindowsで稼働)を用いたサーバー監視、SNMP監視、リモートログイン(SSH)とコマンド実行による監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)など、各種の方法で監視できる。Web管理画面で利用できる。

画面1:Zabbix 4.0のグラフ表示画面(出典:Zabbix Japan)画面1:Zabbix 4.0のグラフ表示画面(出典:Zabbix Japan)
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 今回、Zabbix 4.0へとメジャーバージョンアップした。新版では、新しいデータ収集方法として、HTTPエージェントを追加した。HTTP/HTTPSプロトコルを利用して監視データを収集するエージェントである。データの保存前処理などにより、REST APIやXML/SOAP、JSON-RPC、プレーンテキストデータなど各種形式で取得できる監視データを効率良く収集できる。

 新版ではまた、監視機能に特化したプロセスで、Zabbixを分散構成で運用する際に監視プローブとして機能するZabbixプロキシとの通信にデータ圧縮機能を利用できるようにした。プロキシとの通信を圧縮して、転送データサイズを削減できる。

 新版では、操作性と見栄えも強化した。例えば、グラフ表示やタイムセレクタ(時刻の範囲選択)を改善したほか、データだけを全画面に表示するキオスクモードを新規に搭載した。同じ画面サイズにより多くの情報を表示する工夫なども施した。

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