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日本郵船、ローコード開発ツールで開発工数を最大5割短縮、40人で30アプリを内製開発

2026年1月14日(水)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

日本郵船(本社:東京都千代田区)は、業務システム/アプリケーションを迅速に内製開発する基盤として、ローコード開発ツール「OutSystems」を導入した。現在、40人の開発者が5つの事業部門で30のシステムを開発し稼働させている。開発工数は最大効果で50%短縮できたという。OutSystemsジャパンが2026年1月14日に発表した。

 日本郵船は、国際的な海上運送業を中心に、陸上・航空輸送も手がける総合物流企業である(写真1)。物流ネットワーク網、自動車専用船による自動車輸送、鉄鉱石や穀物などを扱うドライバルク事業、原油やLNGを中心としたエネルギー事業などを柱に、輸送サービスをグローバルに展開している。

写真1:日本郵船が運営するコンテナ船による海上輸送の様子(出典:日本郵船)
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 同社は、多様化する顧客ニーズや激変するビジネス環境に迅速に対応することを目指すも、従来の開発手法に対して、スピードやシステム連携の面で課題を感じていた。基本的なシステムはローコードで、高機能なシステムはスクラッチで自社開発していたが、高機能なシステムを高速に開発可能なツールを求めていたという。同社DX推進グループ スマートワークチームの田中鉄也氏は、当時利用していたローコード開発ツールについて、「外部システムとの連携などを考えると、物足りない部分があった」と話す。

 こうした中、同社のフィリピン現地法人ですでに開発・運用実績があることなどから、OutSystemsジャパンのローコード開発ツール「OutSystems」を有力候補とし、トライアルを経て本番導入した。

 導入にあたっては、OutSystemsのプレミアパートナーであるBlueMeme(ブルーミーム)の支援を受け、アジャイル開発手法を組み合わせたプロジェクト体制を構築。グループのIT子会社であるNYK Business Systems(NBS)が技術面でのサポートを行い、ビジネス部門からのフィードバックを即座に反映させる体制を整えている。

 現在、同社では40名の開発者が5つの事業部門にわたり、計30のアプリケーションを開発・稼働させている。「OutSystemsの導入により、開発プロセスの多くを自動化できるため、プログラミングスキルに特化した人材だけでなく、ビジネスプロセスを深く理解した人材がシステム構築に携われるようになった」(日本郵船)としている。

 OutSystemsで開発したシステム/アプリケーションを業務に利用しているエンドユーザーは、グループ5社合計で1500人を超えたという。これまでメールやExcelを利用して共有していた船舶に関する情報をグループ外の企業と共有するためのアプリケーションなども稼働している。

●Next:ローコード開発ツールが日本郵船のIT部門にもたらしたもの

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