[調査・レポート]
日経225企業のDMARCポリシー設定、拒否/隔離は36%に上昇も、主要18カ国で最下位─プルーフポイント調査
2026年2月3日(火)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)
日本プルーフポイントは2026年1月30日、なりすましメール対策に有効な送信ドメイン認証技術「DMARC」の導入状況を調査した結果を発表した。日経225企業のうちDMARC導入企業は92%で、1年前の調査(83%)から9ポイント増えた。一方、詐欺メールに有効なポリシーである「Reject(拒否)」と「Quarantine(隔離)」のいずれかを設定している企業は36%で、前年の20%から16ポイント増えたものの、依然として主要18カ国中最下位である。
日本プルーフポイントは2025年12月、日本を含む主要18カ国・地域の代表的株価指数構成企業を対象に、なりすましメール対策に有効な送信ドメイン認証技術「DMARC(Domain-based Message Authentication Reporting and Conformance、ディーマーク)」の導入状況を調査した。また、企業が設定するDMARCポリシーの設定状況も調べている。
日経225企業のうちDMARC認証を導入している企業は92%で、前回(1年前)の調査(83%)から9ポイント増えた(図1、関連記事:日経225企業のDMARC導入率は8割を超えるも、「監視のみ」設定が75%─プルーフポイント調査)。
図1:日経225企業におけるDMARC導入率とDMARCポリシーの推移(出典:日本プルーフポイント)拡大画像表示
DMARCポリシーは、厳格な順に「Reject(拒否)」「Quarantine(隔離)」「None(モニタリングのみ)」の3つのレベルがある。このうちRejectまたはQuarantineを設定することで、自社になりすました詐欺メールを積極的に抑止することができる(関連記事:対応急務!なりすまし/迷惑メール対策「DMARC」の仕組みと効果。
調査では、日経225企業のうち、Rejectを導入している企業は15%(前回から8ポイント上昇)、Quarantineは21%(同8ポイント上昇)だった。RejectとQuarantineを合わせると36%で、前回より16ポイント上昇しているが、依然として主要18カ国中最下位だった(図2)。
図2:主要18カ国におけるDMARCポリシーの設定状況(出典:日本プルーフポイント)拡大画像表示
最も厳格なポリシーであるRejectの導入率は、地域間で大きな差がある。スイス(SMI)が85%、オランダ(AEX)が80%と高いレベルで導入しているのに対し、日本は15%と、やはり調査対象国の中で低い水準にある。
●Next:メール攻撃はなぜ日本を狙うのか?
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