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サントリー、VOC分析にAIを導入、キーワードでは分類できなかった顧客の意図を可視化

2026年1月27日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サントリーホールディングス(本社:大阪府大阪市北区)は、VOC(顧客の声)分析にAIを導入した。AIツールにはテックタッチの「AI Central Voice」を使う。キーワードを中心とした従来型の分析では捉えきれなかった顧客の意図を可視化して、戦略立案に必要な示唆を迅速に得られる環境を構築するとしている。テックタッチが2026年1月27日に発表した。

 サントリーのコールセンターには、年間約7万5000件のVOC(顧客の声)が届き、商品開発や品質改善、リスク管理などに活用している。しかし、従来はキーワードによる分類が中心で、同じ単語でも文脈が異なる場合の判別や、顧客の背景にある意図の把握、深い示唆の抽出といった分析は難しかった。

 例えば、「糖質」というキーワードで抽出しても、「この商品は糖質が含まれていますか(成分への問い合わせ)」と、「金麦 糖質75%オフはどこで売られていますか(商品に関する問い合わせ)」が混在していた。分析担当者が目視で振り分ける必要があり、分析の負荷が大きかった。

 こうした中、VOCに含まれる意図を理解可能なAIツールとして、テックタッチの「AI Central Voice」を導入した。従来のキーワード検索では捉えきれなかった顧客の意図を、AIが文章全体の文脈から読み解くとしている。例えば「カフェイン」に関する問い合わせでも「妊娠中の摂取への懸念」「子どもへの影響」「睡眠への影響」「過剰摂取のリスク」などを自動で分類する。

 前年比較を含む積み上げグラフの表示や、ブランド別・部門別の多軸分析なども行える。AIチャット機能も備えており、「今月のキャンペーンの反響は?」といった自然言語での問いかけに対し、定量データと具体的な顧客の声を組み合わせて回答を提示する。

 サントリーホールディングス お客様志向経営推進部の大蝶氏は、「短い一言コメントが多く寄せられるSNSとは対照的に、コールセンターには問題の経緯や背景などを含んだ詳細な声が寄せられる。コールセンターのVoC分析は、より文脈での理解が重要」という旨のコメントをしている。

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