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VポイントのCCCMK、データ分析/AI開発基盤を「Dataiku」で刷新、分析業務の標準化と自動化を推進

営業部門のセルフサービス分析を実現し、データアナリストは高度な分析に注力

2026年2月26日(木)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

Vポイントの購買・行動データを用いたデータベースマーケティングを提供するCCCMKホールディングス(本社:神奈川県横浜市)は2026年2月24日、データ分析とAI開発のための基盤を刷新した取り組みを発表した。日鉄ソリューションズ(NSSOL)の支援の下、データ分析基盤「Dataiku」を全社導入し、定型分析作業の効率化や営業部門のセルフサービス分析環境の整備を図っている。

 CCCMKホールディングスは、全国約1億3000万人の会員を持つ「Vポイント」プログラムのデータと、店舗・オンラインの購買・行動データを活用したデータベースマーケティングを展開している。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのマーケティング/コンサルティング事業の中核を担い、顧客企業の課題解決を支援している。

 同社はこれまで、人材・ツール・データの各レイヤーに分断が生じており、同様の分析作業(データ抽出、可視化、モデル作成)をつど繰り返すことによる非効率や、個別対応による業務の属人化といった課題を抱えていた。また、データアナリストが定型作業に多くの時間を奪われ、本来注力すべき高度な分析設計や価値創出テーマの検討に十分な時間を割けない状況にあったという。

画面1:データ分析プラットフォーム「Dataiku」の画面例(出典:米Dataiku
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 こうした課題を解決するために複数の製品を比較検討した結果、Dataiku Japanのデータ分析プラットフォーム「Dataiku(データイク)」(画面1)の導入を決定した。運用中のクラウドデータウェアハウス「Snowflake」とシームレスに統合できる点や、データアナリストや営業担当者など異なるスキルレベルのユーザーが同一基盤上で協働できるコラボレーション機能を評価した(関連記事「データそのものがビジネスの根幹」─Vポイント運営のCCCMKがデータ分析基盤を刷新)。

 加えて、分析プロセスを標準化できるワークフロー管理機能や、生成AIを活用したAIエージェント開発によって営業部門のセルフサービス分析を実現できる拡張性も採用を後押ししたという。

 導入プロジェクトを日鉄ソリューションズ(NSSOL)が支援し、既存の分析環境(Python/R環境やBIツールなど)からDataikuへの段階的な移行計画の策定・実行、セキュリティガバナンスの設定などを担った。また、CCCMKホールディングスの担当者が自律的にプラットフォームを活用できるようにするためのオンボーディングプログラムも提供した。 

 Dataikuの導入により、営業担当者は生成AIを活用したAIエージェントやAIチャット機能を用い、特定商品の購買傾向分析や過去のキャンペーン成果の抽出といった基礎分析を、セルフサービス型で実行できる環境が整った。これにより、「データアナリストは定型作業から解放され、新たな分析テーマの創出や高度なAI/マシンラーニングモデルの開発、クライアント企業への戦略的提案設計などの高付加価値業務に注力できるようになる」(同社)見込みだ。

 同社は、定型的な分析作業をDataiku上でワークフロー化して再利用可能なテンプレートに整備して分析業務の標準化・自動化に取り組んだ。過去の提案内容、分析ロジック、実績データ、クライアントからのフィードバックなどを一元管理することで、ナレッジの組織的な蓄積と、データの来歴管理によるデータ活用に対する信頼性向上を図っている。

 CCCMKホールディングスは今後、コンサルティング部門を中心にDataikuの全社展開を進め、営業プロセス全体におけるデータ活用の高度化を推進する。将来的には、社内での取り組みで培った知見を基に、顧客企業向けのデータ活用サービスや分析ソリューションの事業化も視野に入れている。

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