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三菱UFJ銀行、専門性の高い金融商品の期中管理にAIを導入、契約書情報を自動抽出

2026年2月2日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三

三菱UFJ銀行(本店:東京都千代田区)は、契約書などから必要な情報を自動で抽出するAIツールを、専門性の高い金融商品を扱う「ソリューションプロダクツ部(SPD)」に導入した。LayerXの文書処理AIツール「Ai Workforce」を活用して、金融商品の期中管理などを効率化する。LayerXが2026年1月30日に発表した。

 三菱UFJ銀行のソリューションプロダクツ部(SPD)は、シンジケートローン、不動産ファイナンス、M&Aファイナンス、証券化といった専門線の高い金融商品を取り扱っている。これらの金融商品は契約書の様式や必要情報が案件ごとに異なり、標準化が困難だったという。

 そこで、金融商品の期中管理などの効率化を図るため、LayerXの「Ai Workforce」(画面1)を導入した。Ai Workforceは、PDF、Word、Excelなどの文書処理に特化した、ノーコードの生成AIツールである。AIエージェント機能とAIワークフロー機能により、営業、法務、人事など複数部署の連続的な業務を支援する。SPDは、業務ごとに様式が異なる契約書から必要な情報を読み取って処理・管理できる点を評価し、採用した。

画面1:「Ai Workforce」に備わる、繰り返し業務を自動化するAIワークフロー機能の画面例(出典:LayerX)
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 Ai Workforceを活用して、融資契約書などから期中管理に必要な情報を自動抽出し、管理表や引継書に転記する作業を自動化した。出力結果に「契約書上の根拠条項」を併記することで確認作業の正確性も向上したという。

 不動産鑑定評価書からも、格付作業に必要な約100項目のデータを抽出し、Excel形式で出力している。これまで担当者が手作業で約60分を要していた不動産鑑定評価書の読取処理が2分の1程度になった。

 また、過去の提案書や契約書を体系的に蓄積し、スキームやアセットタイプなどで検索できる機能も実装した。同一企業の過去条件や類似案件の知見を迅速に参照でき、提案の質とスピードの向上につながる。

 三菱UFJ銀行は今後、先行グループ以外のグループにもAi Workforceを順次導入する。先行グループにおいては、契約書のドラフト作成やレビューなど、これまで専門性の高い判断が求められた業務領域での活用を検討していくとしている。

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