Arcserve Japanは2026年3月18日、全国の情報システム担当者と経営層を対象に実施した「ランサムウェア攻撃に関する意識と実態調査」(有効回答数:500人)の結果を公表した。ランサムウェア被害に遭った企業のうちバックアップデータまで暗号化されていた企業は89%に上る。32%は復旧に1週間以上かかっており、47%は復旧費用に1000万円以上かかっている。
Arcserve Japanは、全国の情報システム担当者と経営層を対象に「ランサムウェア攻撃に関する意識と実態調査」を実施した。調査はインターネットによるアンケートを2025年12月に実施し、500人から有効回答を得た。回答者の属性は、製造業22%、情報通信業17%、サービス業13%などである。地域は全国(東京都28%、神奈川県10%など)。
調査によると、過去2年以内に実際にランサムウェア攻撃を受けた企業は7%と少数だが、22%で疑わしい挙動が見られた(図1)。
図1:過去2年でのランサムウェア攻撃経験の有無(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
また、被害企業の89%は、バックアップデータまで暗号化された(図2)。
図2:被害企業におけるバックアップデータ暗号化の状況(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
復旧までの時間については、半数を超える53%の企業は「数時間以内」(数分と1時間以内が含まれる)が理想的であるとしている(図3)。
図3:ランサムウェア被害からの理想的な復旧時間(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
これに対し、実際に数時間以内に復旧できた企業は22%にとどまり、32%が1週間以上かかっている(図4)。
図4:ランサムウェア被害からの復旧にかかった時間(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
復旧コストについては、被害企業の半数近く(47%)が復旧に1000万円以上かかっている(図5)。
図5:ランサムウェア被害からの復旧にかかったコスト(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
バックアップ/復旧体制への課題については、35%が「ランサムウェア対策不足」を挙げている(図6)。次いで、「復旧に時間がかかる」や「運用負荷が高い」(いずれも31%)といった運用面での課題が挙がった。
図6:現在のバックアップ/復旧体制に感じる課題(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
現在のバックアップデータ保存先は、クラウドストレージ(51%)、オンプレミス(NAS/共有フォルダ等)(38%)、外部メディア(テープ/RDXなど)(27%)が主流である(図7)。
図7:現在のバックアップデータの保存先(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
一方、攻撃者がデータを書き換えられないようにする「イミュータブル(書き換え不可能)なバックアップストレージ」 については、現時点での保存先としての利用は10%にとどまっているが、全体の60%が重要だと回答している(図8)。
図8:イミュータブルバックアップへの認識(出典:Arcserve Japan)拡大画像表示
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