富士フイルムビジネスイノベーションは2026年4月20日、中堅・中小企業向けITサポートサービス「IT Expert Services」のサービス内容を拡充した。新たに、(1)Windows PCの脆弱性対策を支援する「OSパッチ適用サポート(PC)」と、(2)データ消失時の復旧を支援する「クラウドバックアップサービス 500GB」の2サービスを追加し、同日提供を開始した。
富士フイルムビジネスイノベーションの「IT Expert Services」は、中堅・中小企業向けのITサポートサービスである。IT機器(PC、サーバー、NAS、ネットワーク機器、複合機)のサポート、エンドポイントセキュリティソフトウェアの提供、ID管理(シングルサインオン/多要素認証)などを提供する。さらに、これらと組み合わせるオプションサービスとして、設定変更などの運用支援サービスを提供する。
今回新たに、2つのサービスを追加した。(1)Windows PCの脆弱性対策を支援する「IT Expert Services OSパッチ適用サポート(PC)」と、(2)データ消失時の復旧を支援する「同クラウドバックアップサービス 500GB」である。
(1)PC向けのOSパッチ適用サポートは、Windows更新プログラムを計画的に適用し、パッチの適用漏れを防ぐ(図1)。更新プログラムの適用状況をPCごとに確認できる月次レポートも提供する。年に1回の大型アップデート「機能更新プログラム」については、適用後に不具合が生じるリスクを抑えるため、ユーザー環境での事前検証プロセスを設ける。
図1:「IT Expert Services OSパッチ適用サポート(PC)」の概要。更新プログラムの適用を支援し、適用状況をレポートで報告する(出典:富士フイルムビジネスイノベーション)拡大画像表示
(2)クラウドバックアップサービスは、PCやサーバーに保存したデータを、クラウド上に定期的にバックアップする(図2)。これにより、ランサムウェアをはじめとするマルウェアによるデータ破壊の被害を抑制する。災害や誤操作によるデータ消失時にもデータを迅速に復旧可能である。データ復旧時には、IT Expert Servicesのサービスデスクが、必要なデータをフォルダ単位でリストアする。これにより、復旧作業にともなうユーザーの負担を軽減する。
図2:「クラウドバックアップサービス 500GB」の概要。データをクラウドにバックアップし、データ復旧作業はサービスデスクが実施する(出典:富士フイルムビジネスイノベーション)拡大画像表示
今回2つのサービスを追加したことで、「セキュリティ対策の基本プロセスであるIdentify(識別)、Protect(防御)、Detect(検知)、Respond(対応)、Recover(復旧)の各段階を一気通貫でカバーできるようになった」と同社は説明する。新サービスのOSパッチ適用はProtect(防御)を、クラウドバックアップはRecover(復旧)をそれぞれ担う。
価格(税別)は、以下の通りである。前提として、IT Expert Servicesで提供している既存サポートサービスの契約が必要になる。
OSパッチ適用サポート(PC)は、1台あたり月額400円。既存サービス「PCサポート」(1台あたり月額900円)と組み合わせて利用する。合計で1台あたり1300円になる。
クラウドバックアップサービスは、バックアップ容量500GBあたり月額5000円。バックアップ対象に応じて、既存サービス「PCサポート」(1台あたり月額900円)または「Serverサポート」(1台あたり月額1万4300円)と組み合わせて利用する。例えば、サーバー1台をバックアップする場合は500GBまで月額1万9300円になる。
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