NECは2019年1月31日、実践的なサイバーセキュリティ人材の育成・発掘に向けて、NECグループ社員(約1300人)を対象に、セキュリティ技術力を競うオンラインコンテスト「NECセキュリティスキルチャレンジ」を開催すると発表した。2019年2月1日から14日まで開催する。
「NECセキュリティスキルチャレンジ」は、セキュリティに係る知識・スキルを駆使し、隠された答えを見つけ出す競技であるCTF(Capture The Flag)形式で実施するコンテスト。今回で4年目の開催となり、これまでの参加者はのべ4000人を超える(写真1)。出題する問題も、幅広い難易度を用意して、初心者でも回答できるようヒントを出すなど、セキュリティ人材の裾野拡大を目指している。
出題する問題は、「Webアプリ」「事例解析」「バイナリ・攻撃コード解析」「暗号」などの8ジャンルの中から100問で構成する。セキュリティ事業の中核となる高度な技術者や、セキュリティ業務に携わるNECグループ社員が、毎年新規に作成している。
さらに、出題する問題は、各団体が定めるセキュリティ人材ごとに必要なスキルセットとひも付けている。これにより、受講者のスキルレベルを正確に把握することができる。強みと弱みに基付いてスキルアップにつなげられるなど、人材育成の取り組みの一環として実施している。
オンライン形式で開催し、2019年は約1300人のNECグループ社員が参加する。