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ISR、SSOサービス「CloudGate UNO」へのログインをパスワードレスに、FIDO2に準拠

2019年5月21日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターナショナルシステムリサーチ(ISR)は2019年5月21日、各種クラウドサービスへのSSO(シングルサインオン)機能とアクセス制御機能を提供するクラウド型のゲートウェイサービス「CloudGate UNO(クラウドゲート ウノ)」を強化した。CloudGate UNOへのログイン認証手段として、FIDO2に準拠したパスワードレス認証を使えるようにした。販売目標として、2019年度5万ユーザー、2021年度50万ユーザーを掲げる。

 CloudGate UNOは、SaaS型のクラウドサービスや任意のWebアプリケーションへのアクセスを仲介する、ゲートウェイサービスである(写真1)。クラウドサービスを便利に、かつ安全に利用できるようにする。機能として、複数のクラウドサービスへのログイン認証を簡素化するSSO機能と、IPアドレスやユーザー、デバイスなどの条件に応じてクラウドサービスへのアクセスを制限する機能を提供する。

写真1:FIDO2準拠の認証デバイスを使ってCloudGate UNOにパスワードレスでログインしている様子(出典:インターナショナルシステムリサーチ)写真1:FIDO2準拠の認証デバイスを使ってCloudGate UNOにパスワードレスでログインしている様子(出典:インターナショナルシステムリサーチ)
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 SSOで、任意のクラウドサービスやWebアプリケーションにログインできる。まず、ID連携の仕組みとして、SAMLとOpenID Connectを利用できる。これらに準拠したWebサイトとの間で認証情報をやり取りできる。これ以外に、WebのID/パスワード入力フォームへのID/パスワードの代理入力もできるので、任意のWebサイトに対してログインできる。

写真2:インターナショナルシステムリサーチ代表取締役のメンデス・ラウル氏写真2:インターナショナルシステムリサーチ代表取締役のメンデス・ラウル氏
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 今回、CloudGate UNOの上位プランとして、CloudGate UNOへのログインの際にパスワードを使わなくてもよいプランを用意した。インターナショナルシステムリサーチ代表取締役のメンデス・ラウル氏(写真2)は、今回の機能強化について、「パスワードレスのクラウド型の認証サービスは世界初」とする。

 パスワードレス認証の仕組みとして、FIDO2を利用する。FIDO2に準拠した認証デバイスを使って、パスワードを入力することなくCloudGate UNOにログインできる。CloudGate UNOへのログイン後は、これまで通り、SSO機能によってログイン認証の手続きなしにクラウドサービスにアクセスできる。

 CloudGate UNOの既存の3プラン(Basic、Standard、Enterprise)の上位に、FIDO2準拠のパスワードレス認証機能を備えた「CloudGate UNO Enterprise Plus」プランを用意した。さらに、Enterprise PlusプランにFIDO2準拠の認証デバイス(セキュリティキー)を2個付けた「CloudGate UNO Premium」プランも用意した。

 価格(税別)は、セキュリティキー2個がセットになったCloudGate UNO Premiumが月額1000円、セキュリティキーが含まれず自前で用意する形になるCloudGate UNO Enterprise Plusが月額500円。なお、パスワードレス認証が使えない既存プランは、CloudGate UNO Enterpriseが月額300円、CloudGate UNO Standardが月額200円、CloudGate UNO Basicが月額100円。

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