A10ネットワークスは2019年8月26日、拠点におけるローカルブレイクアウト用途に向いた専用ネットワーク機器「Thunder 840 CPE」を発表した。Office 365などの利用状況を可視化するプロキシソフト「Cloud Proxy App」と組み合わせてサブスクリプション型で提供する。
A10ネットワークスの「Thunder 840 CPE」は、拠点におけるローカルブレイクアウト用途に向いた専用ネットワーク機器である(写真1)。ローカルブレイクアウトとは、拠点からOffice 365などのクラウドサービスにアクセスする際、本社データセンターを介さずに直接インターネットに出ていくことを指す。本社ネットワークの混雑を回避する。
![写真1:Thunder 840 CPEの外観](/mwimgs/3/f/600/img_3ff71a67fbdac96d6f5288183913720d46663.jpg)
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Thunder 840 CPEを導入した拠点では、Office 365などへのアクセスはインターネットに直接出ていき、それ以外のアクセスを本社データセンターに向かわせる運用ができる。データの盗難を防止する機能として、許可していないアカウントでのクラウドアクセスを制御する運用もできる。
Office 365などの利用状況を可視化するプロキシソフトのCloud Proxy Appと組み合わせて提供する(図1)。拠点や本社データセンターからクラウドへの通信をCloud Proxy Appで可視化できる。3200種類以上のアプリケーションを識別/可視化できる。Office 365については、ログイン情報や利用状況、ファイルの共有状況などを把握できる。
![図1:Office 365などの利用状況を可視化するプロキシソフト「Cloud Proxy App」と組み合わせて提供する(出典:A10ネットワークス)](/mwimgs/1/4/600/img_148ec5a2291a41b53060f0459691d67c203598.jpg)
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