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企業データにAIを活用できるかを評価─富士通クラウドテクノロジーズの「データアセスメントレポート」

2019年8月30日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通クラウドテクノロジーズは2019年8月29日、富士通クラウドテクノロジーズのデータサイエンティストがユーザー企業の生データを分析し、AIを活用できるかどうかを評価するサービス「データアセスメントレポート」を発表した。同日提供を開始した。評価の結果と、今後に向けたアドバイスをレポートにまとめて提供する。価格(税別)は、一式で100万円。

 富士通クラウドテクノロジーズの「データアセスメントレポート」は、AI活用の事前診断サービスである。ユーザー企業が抱えている生データを分析し、該当データからAIを活用した予測モデルを開発できるかどうかを評価する。

図1:データアセスメントレポートの概要(出典:富士通クラウドテクノロジーズ)図1:データアセスメントレポートの概要(出典:富士通クラウドテクノロジーズ)
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 AIの活用は一般的に、データアセスメント、データの前処理、モデル開発、システム実装、運用開始という段階を踏んで進める。データアセスメントレポートは、第1段階となるデータアセスメントの部分を切り出して提供する(図1)。

 扱うデータは、構造化データ(売上データ、センサーデータなど)と非構造化データ(テキスト、音声、画像など)の両方に対応している。データ分析の専門スキルを持ったデータサイエンティストがデータを分析し、予測モデルの開発に適したアルゴリズムの選択肢を提案する。

 具体的な診断内容は、データベース定義書の診断、データの量の診断(全体レコード数、欠損・重複レコード数)、データの質の診断(データの型、表記ゆれ、欠損割合)、である。該当データを診断した上で、AIモデルの開発に適した手法の選択肢を1~3個、特徴とともに提示する。

 サービス提供の背景について同社は、AIの活用はデータを学習プログラムに投入すれば実現できるものではないことを挙げている。「扱うデータがAIに適した形になっているかどうかが鍵となる。一方で、データが整理できていない、汚い、足りないの3点がもとで、プロジェクトが推進できなくなるというケースが少なくない」(同社)。

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