ディー・ディー・エス(DDS)は2019年9月9日、多要素認証基盤ソフト「EVE MA」を強化し、認証手段としてマイナンバーカードを利用できるようにするプラグインを追加したと発表した。同日付けで提供を開始した。従来、ICカード認証としてはFeliCaとMIFAREの2つを使えていたが、今回マイナンバーカードを追加した。Windowsログオン認証やアプリケーションなどへのログイン認証に利用できる。
EVE MAは、多要素認証基盤ソフトである(図1)。各種システムに対するID/パスワードのユーザー認証を、多要素認証方式に置き換えることができる。各種プラグインの追加によって、生体認証(指紋、顔、指静脈、手のひら静脈)やICカード認証(FeliCa、MIFARE)など、各種の認証手段を追加できる。
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今回、ICカード認証の手段を拡充し、これまでのFeliCaとMIFAREに加えて、新たにマイナンバーカードを利用できるようにした。本人認証用ICカードとしてマイナンバーカードを利用し、PCログインなどの本人確認に利用できるようにした。DDSでは、これを機に、ユーザー企業や自治体がマイナンバーカードを本人認証カードとして使う取り組みを支援するとしている。
EVE MAのソフトウェアは、認証サーバーソフト(Windows Server上で動作)と、認証クライアントソフト(各種Windowsで動作)で構成する。別途、利用したい認証手段に合わせて、ICカードリーダーや生体認証デバイスなどを用意する必要がある。これらのデバイスを使うためのプラグインソフトを用意している。
EVA MAの導入にあたっては、SIサービスも提供する。ユーザーが抱える課題を理解した上で、事前検証、要件分析、設計・構築、運用開始までの導入プロセス、さらに運用開始後に発生する運用課題の解決まで支援する。製品が提供する機能を最大限活用すること、製品の購入から展開までの導入期間を短縮すること、安定したシステム運用が行えること、を重視する。
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