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NTT-AT、ネットワーク図ベースの運用管理ツール「NetworkBrain」新版、AIで異常状態を検出

2019年10月31日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2019年10月30日、ネットワークマップをユーザーインタフェースとしたネットワーク管理ソフトウェアの新版「NetworkBrain Ver.8.0」(開発元:米NetBrain Technologies)を発表した。同年11月1日から提供する。新版では、AIによっていつもと異なる計測値を検出できるようにしたほか、VXLANなどのオーバレイネットワークも可視化できるようにした。

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の「NetworkBrain」は、自動で作成されるネットワークマップをインターフェイスとした、ネットワーク管理ソフトウェアである。ルーティングの可視化、負荷状況やステータスの監視、CLIコマンドの実行、といった機能を標準で提供する。ドキュメントの作成やトラブルシューティング、設定変更の自動化などの用途に利用できる。

 新版では、AIを活用した異常検出機能「Golden Baseline」を追加した(画面1)。Golden Baselineではまず、デバイスごとに最大1万2000個のデータポイントを検出、記録、分析し、ネットワークの標準状態のスナップショットを取得する。CPU使用率やセキュリティを考慮した設定など「正常時」のネットワークの主要な特性を定義することで、いつもと異なる異常状態を検出する。

画面1:Golden Baseline機能の画面(出典:NTTアドバンステクノロジ)画面1:Golden Baseline機能の画面(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 ネットワーク可視化機能も強化した。ネットワークマップにおいて、トラブルシューティングに必要な現在のデータと過去データを表示し、とるべきアクションをユーザーに提示する。また、VXLANなどのオーバーレイネットワークを可視化できるようにするなど、現行のネットワーク環境に向いた強化を施した。

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