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デンソーウェーブ、書類への捺印をロボットアームとRPAで自動化するシステムを開発

2019年12月11日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

デンソーウェーブは2019年12月11日、ロボットアームを使って契約書などへの捺印を自動化できるシステム「RPA&COBOTTA オフィス向け自動化支援」を開発したと発表した。ハードウェアロボットとRPA(ロボットによる業務自動化)を組み合わせ、書類への捺印から書面の電子化までの一連の業務を自動化する。日立キャピタル(現三菱HCキャピタル)および日立システムズと共同で開発した。

 「RPA&COBOTTA オフィス向け自動化支援」は、ロボットアームを持つハードウェアロボット「COBOTTA」(デンソー製品)と、RPAソフトウェア(日立システムズが提供)を組み合わせ、書類への捺印から書面の電子化までの一連の業務を自動化するシステム製品である(写真1)。日立キャピタルが2020年3月から提供する。

写真1:ロボットアームを使って契約書などへの捺印を自動化できるシステム「RPA&COBOTTA オフィス向け自動化支援」を使って書類への捺印を行っている様子(出典:デンソーウェーブ)写真1:ロボットアームを使って契約書などへの捺印を自動化できるシステム「RPA&COBOTTA オフィス向け自動化支援」を使って書類への捺印を行っている様子(出典:デンソーウェーブ)
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 最大の特徴は、ロボットアームを用いることで、人の代わりにロボットが物理的な印鑑を使って契約書などに捺印できること。2台のロボットアームを使って、契約書の冊子などを自動でめくりながら、捺印すべき位置に捺印できる。ロボットアームの先にはカメラが付いており、カメラ映像を判断して捺印を制御できる。

 今回、RPAとCOBOTTAを組み合わせたシステムとして、書類への捺印と電子化を自動化するシステムを開発した。今後も順次、ニーズにあわせて用途のバリエーションを追加する予定である。開発した捺印自動化システムは、2019年12月18日~2019年12月21日に東京ビッグサイトで開催する「2019国際ロボット展」に出展する。

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