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パスロジ、リモートデスクトップ向けログイン認証サービス「X3Secure for RDP」

マトリクス表と2経路認証で利便性と安全性を両立

2020年6月22日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

パスロジは2020年6月22日、リモートデスクトップ向けログイン認証サービス「X3Secure for RDP」を開始した。オフィスなどのWindows 10 PCにRDPで接続する際に、リモートログインのパスワードを、スマートフォンアプリ画面のマトリクス表を使って簡単に確認できる。特徴は、サインイン時にオフィスのPCに通知し、60秒間だけサインインを許可できることである。価格(税別)は、1ユーザーあたり月額300円。

 X3Secure for RDPは、リモートデスクトップ接続時のログイン認証を、安全性を保ったままで簡素化するサービスである。

 簡単にログイン時のパスワードを調べられる。スマートフォン画面に表示されるマトリクス(座標)の位置情報を利用してパスワードの文字を拾える(図1)。ユーザーは、文字を拾う座標の位置さえ覚えておけば、ログインに必要なパスワードを知ることができる。

図1:縦横のマトリクス(座標)の位置情報を利用してパスワードの文字を拾うマトリクス認証方式を採用した(出典:パスロジ)図1:縦横のマトリクス(座標)の位置情報を利用してパスワードの文字を拾うマトリクス認証方式を採用した(出典:パスロジ)
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 この上でさらに、二要素・二経路認証として、リモートログインしたいタイミングでリモート接続先のPCに通知し、60秒間だけサインインを許可する仕組みを採用した(図2)。

図2:1時間に1回切り替わるパスワードによるログイン認証とは別に、二要素・二経路認証として、リモートログインしたいタイミングでリモート接続先PCに通知し、60秒間だけサインインを許可する仕組みを採用した(出典:パスロジ)図2:1時間に1回切り替わるパスワードによるログイン認証とは別に、二要素・二経路認証として、リモートログインしたいタイミングでリモート接続先PCに通知し、60秒間だけサインインを許可する仕組みを採用した(出典:パスロジ)
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 テレワーク先からオフィスのPCなどにリモート接続したいユーザーは、スマホアプリ「PassClip」を使って、マトリクスの座標位置から、1時間に1回切り替わるパスワードを調べる。こうして調べたパスワードを入力して、リモート接続先のPCにリモートログインする。パスワード自体は1時間に1回しか切り替わらないが、PassClipアプリを立ち上げてから60秒以内にログインしないとログインできない仕掛けを用意した。

 リモートデスクトップ接続を受けるWindows 10 PCには、X3Secure for RDP専用のクライアントソフトウェアをインストールする。これにより、1時間に1回切り替わるパスワードを使ってログインできるようになるほか、ユーザーがスマホアプリを立ち上げてから60秒間だけログインを許可できるようにできる。

 リモート接続先のPCは、ユーザーが入力したパスワードが合っているかどうかを、X3Secure for RDPのサーバーに接続して確認する。これと同時に、ユーザーがPassClipアプリを立ち上げてから60秒経過していないかどうかをチェックする。パスワードが合っていて、60秒以内であれば、X3Secure for RDPのサーバーからログインOKの指示が出て、ログイン完了となる。

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