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CTC、AIを使ってサプライチェーンを最適化するシステム製品を販売、DataRobotを活用

2020年7月30日(木)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2020年7月29日、AIを使ってサプライチェーンを最適化するシステム製品「サプライチェーン最適化ソリューション」の提供を開始した。物流拠点の適正配置や廃棄ロスの削減など、多様な最適化ニーズに応える。製造業や物流業の企業を中心に提供する。3年間で15億円の売上を目指す。

 「サプライチェーン最適化ソリューション」は、AIを使ってサプライチェーンを最適化するシステム製品である(図1)。AIによる需要予測と、シミュレーションや数理最適化の技術を組み合わせている。発注量や在庫量、生産量、配送、物流拠点の配置、廃棄量など、目的に合わせてサプライチェーンの問題点を特定し、継続的な改善につなげる。

図1:「サプライチェーン最適化ソリューション」の全体イメージ(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)図1:「サプライチェーン最適化ソリューション」の全体イメージ(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)
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 過去の在庫や販売に関連する実績データと外部データから、AIを使用した需要予測を自動的に生成する。予測に関する専門的な知見は不要である。また、予測を基に在庫や人員、作業スケジュール、工場のレイアウトなど各種の要素をシミュレーションし、目的に応じて全体を最適化する。

 シミュレーションのためのソフトウェアとして、Lanner Groupが開発した「WITNESS」を利用する。同ソフトウェアは、生産ラインや物流、交通、事務業務など各種のプロセスを可視化する。計画を定量的に評価できる。CTCは、日本国内の総販売代理店として、自動車の生産ライン、物流センターの人員配置、交通シミュレーション、金融機関の窓口業務など、各種のユーザー企業にWITNESSを提供している。

 数理最適化ソフトウェアには、Gurobi Optimizationの「Gurobi Optimizer」を利用する。同ソフトウェアは、生産や物流拠点の最適配置、配送における最適経路の算出など、各種の場面で使われている。

 AIモデルの作成ソフトウェアには、マシンラーニング(機械学習)のAIモデルを自動生成できる「DataRobot」を利用する。

 CTCは今後、すでに提供を開始している「デジタルツインソリューション」との連携を視野に、サプライチェーン最適化ソリューションの機能を拡充する。

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