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クラスメソッド、カオスエンジニアリングツール「Gremlin」を販売、意図的に障害を発生させてシステムの耐障害性を確認

2020年8月13日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

クラスメソッドは2020年8月13日、意図的に障害を発生させてシステムの耐障害性を確認する“カオスエンジニアリング”を実行するツール「Gremlin」を販売開始した。SaaS型クラウドサービスの形態で利用できる。GUI画面からCPU負荷やネットワーク遅延など各種の障害を簡単に発生させられる。障害を発生させるサーバーに専用のエージェントソフトウェアをインストールして使う。開発会社は、米Gremlin。

 Gremlinは、意図的に障害を発生させてシステムの耐障害性を確認する「カオスエンジニアリング(Chaos Engineering)」を実行するツールである。実運用している本番環境に対し、制御された障害を意図的に注入し、その影響を測る。WebサイトやSaaSなどインターネット上で提供するサービスに適用することで、障害時の動作・対応を検証し、耐障害性を高められる。

 SaaS型クラウドサービスの形態で利用できる。GUI画面から、CPU負荷やネットワーク遅延など、各種の障害を発生させられる。特定のプロセスを落としたり、OSをシャットダウンしたりもできる。障害を発生させるサーバー側には、専用のエージェントソフトウェアをインストールして使う。

 クラスメソッドでは、カオスエンジニアリングツールのGremlinのほか、CI/CDツール「CircleCI」や、システム性能監視ツール「New Relic」を組み合わせることを推奨している。これにより、開発から検証にかけてのサイクルを、より高速かつ効率よく繰り返せるとしている。

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