日本マイクロソフトは2020年10月14日、Microsoft Azureを活用したハッカソンやアイデアソンの会場として、全国10拠点にイベントスペース「Azure Base」を開設した。直営3拠点(東京、大阪、佐賀)と、パートナーが運営する全国7拠点で構成する。2020年前半には新規に2拠点を追加する。同年12月には、全国のAzure Baseで実施するセミナー/イベントにオンラインで参加できる仮想拠点「Virtual Azure Base」も追加する。
マイクロソフトの「Azure Base」は、Microsoft Azureを活用したハッカソンやアイデアソンの会場として利用できるイベントスペースである。AzureやMicrosoft Teamsの活用を推進するとともに、各地のパートナー企業と連携し、地域に根ざした活動を展開する。AzureやMicrosoft Teams、Dynamics 365などのマイクロソフト製品に関するハンズオントレーニングも開催する。代官山(東京都)の直営拠点をフラッグシップに、全国10拠点以上を展開する(図1)。
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2010年11月からは、Azure Baseを、Teamsのライブ配信スタジオとして利用できるようにする。ライブ配信機材を設置しており、無料で利用できる。まずは、東京、大阪、福岡、沖縄の4拠点で利用できる。オンライン上の仮想拠点(画面1)には、Teamsを導入するための相談窓口も設置する。
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2021年以降は、Azure Baseを、パートナー企業によるセミナー/イベント会場やコワーキングスペースとしても利用できるようにする。
Azure Baseの拠点は以下のとおりである。
- 2020年10月14日に開始する拠点
- 東京都(日本マイクロソフト直営)
- 大阪府(日本マイクロソフト直営)
- 佐賀県(日本マイクロソフト直営)
- 北海道(HAJ エンパワーメントが運営)
- 石川県(システムサポートが運営)
- 東京都(FIXERが運営)
- 三重県(FIXERが運営)
- 兵庫県(神戸デジタル・ラボが運営)
- 福岡県(オルターブースが運営)
- 沖縄県(Link and Visibleが運営)
- 2021年前半に開始する拠点
- 三重県(EBI LABが運営)
- 広島県(山口フィナンシャルグループ子会社のデータ・キュービックが運営)
なお、広島県のAzure Baseを運営するデータ・キュービックの親会社、山口フィナンシャルグループは2020年10月14日、Teamsを活用した非対面の営業を同日付で開始した。顧客に対する融資・投資信託などの説明から契約までをTeams上で非対面で完結する。