アドビは2020年12月10日、企業に勤めるビジネスパーソン500人を対象に、社内ルールや商習慣に関する実態調査の結果を発表した。パスワード付き添付ファイル(PPAP)は、82%が受信経験があり、56.6%が送付経験があった。4割を超える人が、パスワード付き添付ファイルをセキュリティ上有意義だと評価している。
アドビは、企業に勤めるビジネスパーソン500人を対象に、社内ルールや商習慣に関する実態を調査した。社内に無駄な商習慣がある、と回答した人は、「多く存在する」(40.8%)と「少し存在する」(39.8%)を合わせて80.6%(500人中403人)に達した。
社内に非効率な商習慣があると回答した403人に、無駄だと思う商習慣を聞いた(図1)。トップ3は、「書類の押印、捺印」(58.1%)、「紙資料の印刷・配布」(52.9%)、「手書きでの記載が必要な書類の作成」(46.7%)である。
![図1:社内に非効率な商習慣があると回答した403人に、無駄だと思う商習慣を聞いた(出典:アドビ)](/mwimgs/a/1/600/img_a13201af696adfbdf80ed02da644cc99182652.jpg)
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会社内の無駄な商習慣を社内から無くすためには何が重要かを500人全員に聞いた。トップ3は、「経営陣の意識改革」(47%)、「社内ルールの抜本的見直し」(41.4%)、自分自身のITリテラシー向上」(26%)である。
商習慣の1つとして、パスワード付ZIPファイルのようなパスワード付き添付ファイル(PPAP)についても聞いた。56.6%は、過去1年間にパスワード付き添付ファイルを送っている(図2)。送った理由として41.3%は、「セキュリティ上有意義だと思うから」と回答している。
![図2:56.6%の人は、過去1年間にパスワード付き添付ファイルを相手に送ったことがある(出典:アドビ)](/mwimgs/1/5/520/img_156715c7cab8420417f242c5d1b49b6856403.jpg)
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