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手書き文字の認識や読み取り箇所の検出にAIを活用─キーウェアの「AI-OCR KeyRex with AI inside」

2021年1月8日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

キーウェアソリューションズは2021年1月8日、手書き文字を含めて認識できるAI-OCR(光学文字認識)サービス「AI-OCR KeyRex(キーレックス)with AI inside」の提供を開始した。NTT東日本のAI-OCRサービス「AIよみと~る」のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けて販売する。価格(税込み)は、読取箇所が月6000件までの「プラン1(小型)」で月額3万3000円、など。販売目標として2022年3月までに100社を掲げている。

 キーウェアソリューションズの「AI-OCR KeyRex with AI inside」は、手書き文字を含めて認識できるAI-OCR(光学文字認識)サービスである。ディープラーニング(深層学習)や、歪みや傾きを補正して読み取り箇所を検出する機能によって、高い文字認識率を実現したとしている(図1)。Webブラウザ画面から、読み取り結果の確認や、人手による文字の修正などができる。要素技術として、AI insideのAI技術を利用している。

図1:手書き文字を認識できるほか、歪みや傾きを補正して読み取り箇所を検出できる(出典:キーウェアソリューションズ)図1:手書き文字を認識できるほか、歪みや傾きを補正して読み取り箇所を検出できる(出典:キーウェアソリューションズ)

 製品は、NTT東日本のAI-OCRサービス「AIよみと~る」のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けたものである(関連記事NTT東日本、AI-OCRとRPAを組み合わせて提供、紙帳票のデータ化からシステム投入まで自動化)。これをAI-OCR KeyRex with AI insideの名称で販売する。

 製品の特徴として、手書き文字を含めた文字認識精度の高さをうたっている。OEM供給元であるNTT東日本が2018年度第2四半期に実施した、AIよみと~る(NTT東日本の製品名)のトライアルでは、製造業において、活字文字が99.7%、手書き文字が96.1%の認識率だった。

 AI-OCR KeyRex with AI insideの価格(税込み)は、以下の通り。読取箇所が月6000件まで(6000件を超えた場合は従量課金)の「プラン1(小型)」は、月額3万3000円。読取箇所が月6万件まで(6万件を超えた場合は従量課金)の「プラン2(中型)」は、月額11万円。読取箇所が月20万件まで(20万件を超えた場合は従量課金)の「プラン3(大型)」は、月額22万円。

 キーウェアソリューションズは従来、RPA(ロボットによる業務自動化)やEAI(エンタープライズアプリケーション統合)などを用いた業務自動化サービスを提供してきた。一方、ユーザー企業によっては、RPAに投入する情報がファクスや郵送で届く注文書・請求書の紙書類であることも多く、業務を自動化する上での課題となっていた。AI-OCRによって、これらを電子化する。

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