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インターコム、クラウド版ファクスサーバー「まいと~く Cloud」に新版、Web APIでシステム連携

2021年3月30日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターコムは2021年3月30日、クラウド型ファクスサーバー「まいと~く Cloud」の新バージョン「同 Ver.1.1」を発表した。同年5月1日から提供する。新版では、外部システムからファクス送受信機能を利用するためのWeb APIを追加した。これにより、オンプレミス版の「まいと~く Center」と同様、受発注、申込処理、連絡業務といったファクス送受信業務を自動化できるようになった。

 インターコムの「まいと~く Cloud」は、ファクスサーバー機能をクラウドサービスとして提供する製品である。Webブラウザ画面を介してファクスの送受信ができる。ファクスサーバーソフトウェア「まいと~く Center」「同 Hybrid」をSaaS化したものであり、利用するファクス回線数や送受信枚数など業務の規模に合わせて利用する。支払いは月額制と年額制から選択できる。

 新版のVer.1.1では、外部システム連携用のWeb APIを追加した(図1)。業務アプリケーションは、まいと~く CloudのWeb APIを呼び出すことで、ファクスの送受信ができる。これにより、受発注、申込処理、連絡業務といったファクス送受信を伴う業務を自動化できる。その都度手動でファクスサーバーを操作して送受信する必要がなくなる。

図1:システム連携機能を追加したクラウド版ファクスサーバー「まいと~く Cloud」の概要(出典:インターコム)図1:システム連携機能を追加したクラウド版ファクスサーバー「まいと~く Cloud」の概要(出典:インターコム)
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 Web APIのほかにも、CSVファイルを用いた送信指示もできる。業務システムが出力したCSVファイルをまいと~く Cloudに取り込むことによって、複数のあて先に対して、宛先ごとに異なる文書ファイル(PDF形式)を自動送信する。

 送受信したファクスデータを、TIFF/PDFファイルとして指定したフォルダに自動出力する運用にも対応する。特定のフォルダを監視して、ファイルの生成をトリガーにアクションを起こすようなアプリケーションを構築することで、ファクスデータを介したシステム連携もできる。また、送受信ファクスイメージを指定したプリンタで印刷する使い方もできる。

 商品ラインアップも拡充し、1回線を1社で専有する「回線専有型」に加えて、複数回線を複数社で共有して導入コストを抑えられる「回線共有型」を追加している。価格(税別)は、回線専有型が月額3万7000円(基本料込み+受信1000枚+送信1000枚+システム連携)。回線共有型が月額2万9000円(基本料込み+受信1000枚+送信1000枚)となっている。

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